月刊バスケットボール6月号

銀メダルの「FIBA U18アジア選手権大会2022」。帰国の日本代表がコメント

 8月21~28日までイランの首都テヘランで開催された「FIBA U18アジア選手権」。32年ぶりの優勝を目指して挑んだ男子U18日本代表は、決勝で惜しくも韓国に敗れたものの、最後まで見事な戦いぶりを見せた。

 

 準々決勝で勝利を収めた時点で、来年開催される「FIBA U19ワールドカップ」への出場権を獲得、またオールスター5には「FIBA U16アジア選手権」に続き川島悠翔が選出されるなど、未来につながる数々の明るいトピックスを提供してくれた今大会。チームは30日夜に無事帰国。ここでは、出場各選手の大会を振り返ってのコメントを紹介する。

 

 

#4 ジェイコブス 晶
(横浜ビー・コルセアーズU18)
「自分は2試合目の途中でケガをしてしまい、以降の試合に出られなかったことは残念でしたけど、チームメイトの戦いを観て応援できたことは良かったことだと思います。チームとして求めていた結果ではなかったですが、良い経験になったと思います。来年のFIBA U19ワールドカップ2023に向けて、一番はケガをしないように身体を強くすること。もう一つはコートの中でもっとリーダーになることです。もっと声を出して、コートにいる時もベンチにいるときも、リーダーになれるように努力したいです。
(BWBアジア2022や今大会など、国際経験を積んだ夏だったことから)今年の夏は、世界のトップ選手と一緒にプレーできたことが勉強になったし、自分より身長が高い、自分より足が速い、自分より身体が強い人たちと一緒にプレーすると成長が早くなることを実感しました。そのような経験を生かして、来年のFIBA U19ワールドカップ2023に向けてがんばります」

 

@NextGenHoops

 

#5 マックニール キシャーン 大河
(Tokyo Samurai)
「総じて素晴らしい経験になりました。ケガ人も多くタフな試合が続きましたが、銀メダルを持ち帰ることができました。もちろん金メダルが欲しかったですが、チームとしてやり切ることができたので悔いはありません。たくさんのことを経験したので、今後に活かして行きたいです。大会に出場するにあたり、日本にも素晴らしい選手たちがいて強豪国と対等に戦えることができるということを示したいと考えていました。最後まで自分達の力を出し切ることができ、日本のバスケットボールが通用することを証明したので嬉しく思います」

 

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#6 轟 琉維
(福岡第一高3年)
「初めての国際大会でしたが、自分の課題が見つかったので、しっかりと修正して、U18日清食品トップリーグやウインターカップにつなげていきたいです。チームに戻ったら役割が変わりますが、国際大会で経験したことを生かして、全部勝利で優勝したいと思います」

 

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#7 湧川 颯斗
(福岡大附大濠高3年)
「オフェンス面では通用する部分と通用しない部分があって苦戦したのですが、ディフェンス面では通用することができたので良かったです。コーチ陣からはディフェンスリバウンドへの意識を徹底されていたので、常に頭に入れて試合へ臨んでいました。今回得た経験をチームに持ち帰り、チームでの役割を果たして、U18日清食品トップリーグもウインターカップも優勝を目指したいと思います」

 

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#8 境 アリーム
(開志国際高3年)
「1位にはなれませんでしたが、みんなで協力して2位になることができたので、良かったと思います。これからは、世界を意識して留学生などとも戦えるようにしていきたいです」

 

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#9 山田 哲汰
(白樺学園高3年)
「まずはFIBA U19ワールドカップ2023の出場権を得たことが良かったことです。でもやはり、優勝に届かなかったことが一番悔しいです。チームに帰ってからは、サイズのある選手がチームにいないので、そういう中で世界と戦うために高さなどを意識して、パスしたりシュートを打ったり、高さのある選手を相手にプレーできるような練習をしていきたいと思います」

 

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#10 小澤 飛悠
(中部大第一高3年)
「初めて他の国の選手と対戦して、自分の通用するプレーと通用しないプレーがわかって良い大会になりました。自分はシュートを決めることがこのチームの仕事だと思っていたので、空いたら迷わずシュートを打っていました。チームに戻ると、得点以上にディフェンスやリバウンドが求められる役割になるものの、今大会ではそれらで活躍することができなかったので、もっと努力していきたいと思います」

 


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#11 坂本 康成
(中部大第一高3年)
「試合にあまり絡めなかったことと、自分のプレーがあまりできなかったので、自チームに帰ったら自分の得意なプレーをのばして、苦手なプレーを克服できるような、もっとオールラウンドな選手になれるようにがんばりたいと思います。チームのために自分ががんばれるという選手になれるように努力します」

 

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#12 星川 開聖
(洛南高3年)
「やはり普段から取り組んでいないことはできなかったので、普段から今回見つけた課題に取り組んでいかなければならないと感じました。3Pシュートをチームではあまり打たないのですが、そういうところが今大会でも繋がらなかったので狙っていくということ、ディフェンスで経験した強度をそのレベルで自分が発信していくことをチームに戻って取り組んでいこうと思います」

 

@NextGenHoops

 

#13 副島 成翔
(福岡大附大濠高3年)
「アジア2位になれてとても嬉しいです。チームに戻ってからは、留学生に当たり負けしない身体をつくって日本一になりたいと思います」

 

@NextGenHoops

 

#14 川島 悠翔
(福岡大附大濠高2年)
「今大会、自分の中ではシュートがあまり入らず、納得のいくプレーができませんでした。その中でも決勝の韓国戦で大事な場面でのフリースローを外してしまったことは、自分の中でメンタルの弱さを知ることになったので、そこを改善していきたいと思っています。オールスターファイブに選んでいただきましたが、自分の中ではまだまだそれに相応しくないプレーだったと納得していないので、受賞したからといって甘んじることなく、もっと自分自身をみつめてこれからも努力していきたいと思います。この1年で国際大会に3大会(FIBA U16アジア選手権大会、FIBA U17ワールドカップ2022、今大会)出場することができたので、その中で学んだことを生かして練習に取り組んで、FIBA U19ワールドカップ2023ではもっとレベルアップした姿をみせられるように努力していきたいです」

 

@NextGenHoops

 

#21 八重樫 ショーン龍
(仙台大明成高3年)
「準優勝で終わることができたのですが、アジアで戦い、チームとして個人として多くの課題が見つかったので、そこをチームに帰って改善していき、レベルアップしたプレーをみせられるようにしたいです。ガードやビッグマンが、自分に良いパスや良いスクリーンをしてくれて、その中で自分が良いリズムでシュートを打てたから得点につなげることができました。この大会で経験したことを、チームに帰って全体に良い影響を与えられるように、これからの大会に挑んでいきたいです」

 

@NextGenHoops

 

※コメント提供:JBA
(月刊バスケットボール)



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