月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2021】男子注目選手vol.1 岩下准平(福岡大附大濠/福岡県②)

絶対にリベンジする気持ちで挑戦者として臨みたい

 

 

――11月3日のウインターカップ予選決勝は福岡第一に60−69で敗れました。どんなことを感じましたか?

 

岩下 まだまだインターハイの課題を克服し切れていないなと感じました。中部大第一に敗れたときに課題となったのが、シュートの決定力の差。だからインターハイ後は、確率の部分にこだわって練習してきました。例えば3Pシュートが入らなかったときに、ドライブで確実に2点を取るなど。でも相手に留学生がいると、タフショットになって2点のシュートさえ簡単ではありません。そういうときこそ本当はディフェンスからブレイクで点を取らなければいけないのに、今回の福岡第一戦ではそれができませんでした。ウインターカップではもっと走る展開を出していこうと思います。

 

――思うように速攻を出せず、ハーフコートオフェンスもなかなかリズムをつかめませんでしたね。

 

岩下 相手が2−2−1で当たってきた時間帯は、そもそもハーフコートまでのボール運びが遅くなって24秒がだいぶ削られた中でのオフェンスになってしまいました。理想は全員が動いて、モーションの中でボールを回してシュートチャンスを作っていく形だったのですが、パスが回らず1人が持ち過ぎてしまって…。それでオフェンスが重くなってしまったと思います。

 

――ただ、岩下選手の連続3Pシュートが苦しい時間帯をつないでいました。

 

岩下 インターハイの中部大第一戦では、3Pシュートが0/8本で、チームとしても全然入らず(2/25本)悔しい思いをしたので、インターハイ後、『絶対に決めてやろう』という気持ちで練習に取り組んできました。その成果が少しは出たかなと思います。ただ、タフショットになってしまったレイアップなど、決めるべきシュートを決められなかったので、中も外もしっかり両方決められるようにしたいです。

 

――ウインターカップは高校最後の大会となりますが、どんな意気込みで臨みたいですか?

 

岩下 福岡県2位で出場することが決まったので、トーナメントも中部大第一や仙台大明成と同じ側になる可能性が高いと思います。でもそういうチームと戦えるというのをプラスに考えて、『絶対にリベンジするんだ』という気持ちでしっかり準備して、挑戦者として臨みたいです。

 

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(月刊バスケットボール)



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