月刊バスケットボール6月号

【全国ミニバス2021】代々木にミニバスプレーヤーたちの元気な姿が戻ってきた!

 第52回全国ミニバスケットボール大会が開幕した。

 

 昨年の大会は、新型コロナウイルス感染拡大の初期と重なりあえなく中止となり、出場を決めていた男女96チームの選手、指導者、保護者が涙を流した。

 

 あれから1年。今年の大会は無観客で開催され、チーム関係者の応援も人数が限定されるなど数々の制限はありながらも、会場となる国立代々木競技場 第一体育館・第二体育館にミニバスプレーヤーたちの元気な姿が戻ってきた。

 

 

 この会場、この大会でしか体験しえないものを、今日からの4日間で多くの子どもたちが実感することだろう。
「会場が広くて、応援の声も響いてよく聞こえるので、すごく力づけられました」
これは、今日、試合を戦ったある選手の感想。その思いが、きっとこれからのバスケットボール人生の大きな糧になるに違いない。

 

 すべてが今までどおりに戻ったわけではない。だが、困難な状況の中で、まずは一歩を踏み出した。この一歩が着実に次の歩みにつながるように、4日間の大会が無事に終わり、子どもたちの成長につながることを期待したい。

 

 そして何よりも、日本中のすべてのミニバスプレーヤーが、一切の不安なく、コート上で自分のすべてを思いきりぶつけることのできる日が戻ってくることを願いたい。

 

※全国ミニバス大会の模様は4月24日発売の月刊バスケットボール6月号で!

 

文○村山純一(月刊バスケットボール)



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