月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2020】エース渡久地が44得点の大活躍。豊見城が北陸学院を振り切る

 

豊見城(沖縄) 73-69 北陸学院(石川)

 

「試合中、何度くじけそうになったか分かりません」と振り返ったのは豊見城のキャプテン#4知念。そうコメントするのも納得で、#7渡久地の2本の3Pや#14松田のシュートなどで1Q序盤に12-5とリードした豊見城だが、その後、北陸学院の#15坂口、#2塚本、#8清水に決められ第1Qは14-18と4点のビハインド。

 

 第2Qも#10津田、#14松田、#7渡久地の活躍で一時は25-24と逆転するが、Q終盤に北陸学院#23森田に3Pを沈められるなどし前半を終えて30-34と4点差。第3Qも#14松田のバスカンなどで37-36と逆転する場面もあったが、#11長田、#7石田の3Pなどで再び離され52‐57。豊見城にとっては、逃げていく蜃気楼を追いかけている気持ちだっただろう。

 

 

 しかし4Qになると、「これまでも接戦を制してきていますが、それができたのは全員でしっかりディフェンスして相手にプレッシャーをかけ、エース渡久地に託してきたから」と#4知念が言うように、北陸学院の得点を押さえている間に、渡久地が大爆発。3P2本を含む15得点で67-67と追いつくと、その後も#7渡久地のシュートは入り続け、71-67と点差をつけることに成功。

 

 結局、「チームメイトが頑張ってリバウンドを取ってくれていたので、アグレッシブに攻めました」と期待に応えた#7渡久地がトータル44得点を挙げチームを勝利に導いた。

 

 

写真/JBA

取材・文/髙木希武(月刊バスケットボール)



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