月バスTOPICS

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2020/11/28

聖和学園高(宮城)を率いる小野裕コーチのフィロソフィーを紹介!(最新・月バス1月号)

 11月25日発売の月刊バスケットボール1月号では、指導者インタビューの第40弾として、聖和学園高(宮城)の女子バスケットボール部を率いる小野 裕コーチが登場!

 

 1947年に創部され、インターハイ優勝経験もある東北屈指の伝統校・聖和学園高。その指導を父親の小野安壮氏から引き継いで、今年で12年目となるのが小野裕コーチだ。強化とともに“育成”に力を入れ、今野紀花(ルイビル大)らオールラウンダーを輩出。「選手にフタをしないように」と語る、小野コーチのフィロソフィーとは――。(下記に一部抜粋)

 

 

自分のバスケットを押し付けない指導で

「スケールの大きな選手になってほしい」

 

――16〜18年の3年間、今野紀花選手(ルイビル大)という将来を期待される逸材を預かりました。彼女の存在は、小野コーチの指導にも大きな影響を与えたと思いますが。

 そうですね。今野を預かったことで僕自身も価値観が大きく変わったというか、「僕は彼女の将来のために何ができるだろう」と、3年間でいろいろ考えさせられました。そのときに思ったのは、自分自身のバスケットボールを押し付けないで、のびのびプレーさせようということ。オフェンスもディフェンスも、基本的に自由にやらせて彼女の発想を大事にしていました。彼女には驚かされることも多く、良いか悪いかは別として、ディフェンスでもわざと抜かれてブロックしたりするんです(笑)。ただ、自由にプレーさせつつ、ルーズボールに飛び込まないとかボックスアウトをしないとか、そうやって一生懸命やるべきところで手を抜いたときだけは、癖にならないように細かく注意しました。
 指導者って、あくまで選手がコーチである自分を超えないように、無意識のうちに選手にフタをしてしまう恐れがあると思っているんです。でも今野に対してそれだけは絶対にしたくなかった。だからプライドも何も持たずに、今野には「あなたみたいな人を僕一人では教えられないから、いろんな人にいろんなことを聞きなさい」と伝えていました。僕のバスケットで彼女を抑え込むことだけはしたくなくて、僕を超えてもっともっとスケールの大きな選手になってほしいと思っていました。

 
――ガードからセンターまでこなしていた今野選手はいい例ですが、オールラウンダーの育成についてはどんな考えをお持ちですか?

 センターだからゴール下だけとか、ガードだからボール運びだけとか、そうやってポジションにこだわったプレーだけをしていると、成長につながる“気付き”があまりないと思っています。だからうちではポジション関係なく、大きな選手にもドリブルや3Pシュートを練習させますし、外からの1対1もやらせます。例えばピック&ロールも、大きい選手はスクリーナーになることが多いと思いますが、あえて小さい選手に175cmくらいの子へスクリーンをかけさせ、大きい選手にドリブルで相手をやっつけさせる。それは将来のためにもなると思うので、積極的にやらせています。
 特にそういう方針になったのは、アンダーカテゴリー日本代表のスタッフに入れてもらって、中国や世界の国々と戦った経験が大きいです。日本が世界で勝つためにどうするかを考えたときに、僕たちが育てなければいけないのはオールラウンダーではないかと。単純に高さや身体能力では劣るところがあるので、幅広くプレーできる選手を集めることが大事なのではないかと思うようになりました。

 

※続きは『月刊バスケットボール1月号』へ!

 

 

(月刊バスケットボール)


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