月バスTOPICS

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2020/08/24

最新『月バス』10月号では羽黒高(山形)を率いる齋藤仁コーチのフィロソフィーを紹介!

 8月25日発売の月刊バスケットボール10月号では、指導者インタビューの第37弾として、羽黒高(山形)を率いる齋藤仁コーチが登場!

 

 横浜国立大出身で物理教員というバスケット界では珍しい経歴を持つ齋藤コーチは、バスケットの指導についても「発見と試行錯誤の積み重ね」と語る理論派。羽黒高に赴任して26年目となり、特に近年は2010年のウインターカップ初出場を皮切りに、17年にインターハイ初出場、18年冬に全国ベスト16に進出するなど、全国大会で爪痕を残している。そんな齋藤コーチのフィロソフィーとは――。(下記に一部抜粋)

 

 

 

物理の教員ながら
縁あってバスケットの指導者に

 

――横浜国立大出身で物理教員という、バスケットの指導者としては珍しい経歴をお持ちですが、その経緯から教えてください。
 小学校から大学までバスケットを続けましたが、全国大会に出るような強豪ではなく、今までの進路もバスケットで決めたことは一度もないんです。高校は地元の進学校である酒田東に進んで、県のベスト8やベスト4に入りましたが、大学も普通に『物理の勉強がしたい』と思って受験して横浜国立大に入りました。そもそも教員になろうとも考えていなくて、卒業後はIT系の一般企業に就職するつもりでした。ただ教育学部の物理学科(当時)だったので教員免許を取ることになり、大学3年生のときに附属の中学校へ教育実習に行ったら、思いのほかすごく楽しくて…。それで方向転換して、1次内定などを全部電話で断って退路を絶ち、教員を目指すことにしました。


――バスケットを教えたいという希望は当時からあったのですか?
 そうですね。『教員になるなら教えたいな』と。そう感じたのは大学での経験が大きいです。大学では体育会のバスケ部だったのですが、指導者がいなくて、練習メニューなども全部自分たちで考えていました。4年生のときには主将になり、プレーヤー兼コーチという経験をして。そのときにいろいろな指導書を読んで勉強したり、フォーメーションを考えたりして、『バスケットって面白いな』『指導者になりたいな』と考えるようになりました。


――そこからなぜ羽黒高校に?
 神奈川の高校に赴任する道もあったのですが、『いつかは地元の山形に帰ろう』という思いがありました。そんなときにたまたまご縁があり、羽黒から「物理の教員として来てくれないか」とお誘いがありました。バスケットは全く関係ありません。でも赴任したら偶然バスケ部に指導者がいなくて、「ちょうどいいから顧問になってくれ」という流れになりました。


――赴任当初、部はどのような状況でしたか?
 当時は「目指せ、県大会」という弱小チームでした。ゼロからのスタートどころか、マイナスからのスタートでしたね。練習できる環境作りや、選手たちの意識を変えることから始まりました。ジャージを作ろうとしたら、子どもたちが「ジャージに“羽黒”の名前を入れるのが恥ずかしい」と嫌がったくらいです。部活動が盛んでバレー部なども強豪だったので、バスケ部は体育館をほとんど使えず練習場所の確保にも苦労しました。体育館の床を見ても、バレーのコートのラインが白、バトミントンが赤、バスケットは一番目立たない紺色で一番下に引かれているんです。『あ、これが体育館を作った当時の力関係なんだな』と悟りましたね(笑)。
 赴任したのが1995年ですが、当時は『スラムダンク』が大ブームで、赴任して最初の年に30人くらい新入部員が入ってきたんです。でも体育館の上のランニングコースを5kmくらい走らせたら、みんな辞めて30人が5人になってしまいました(笑)。赴任2年目の新人戦は部員が7人しかいなくて、ほぼ交代なしで戦ったことを覚えています。

 

――そこからどうチームを強化していったのでしょうか。

 力もないし選手もいないし、『まともに戦っても絶対に県大会に行けない』と思って、いろいろな奇策を駆使して戦ったら、運良く赴任1年目から県大会に出ることができました。その頃に培った経験やアイデアは今にすごく生きています。例えば、ディフェンスで全部ダブルチームから仕掛けるなど、自分の経験から『これをされたら嫌だな』と思うことを勉強して、手を替え品を替え試しました。そういう奇策と選手たちの頑張りによって、赴任3年目くらいには県のベスト8に入るようになり…。すると学校側が認めてくれて、強化指定の部としてサポートしてくれることになったんです。体育館で練習できる曜日も増えて、何人か特待の枠も作ってくれました。

※続きは『月刊バスケットボール10月号』へ!

 

(月刊バスケットボール)


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