月バスTOPICS

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2020/07/02

【好評連載中!】樟蔭東高 『高校生の“カラ”を破って――』 『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(42)~

 このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。 

 今週はこの1枚を紹介!

 

樟蔭東 『高校生の“カラ”を破って――』

(1975年9月号)

 

 

 

~原田茂監督インタビュー~

 

――調子はいかがですか?

原田 選抜に優勝してから、選手たちも私もどうしても気がゆるみがちで、チームとしてはあまりよくできあがってないですね。

――周囲は樟蔭東圧倒的の声が強いが、春夏連覇の勝算は?

原田 5分5分といったところですね。春の選抜のときも囲りに評論家がたくさんいまして(笑)、“昭和が勝つだろう、大妻だろう、いや樟蔭だろう”といろいろでした。でも、高校生は一つ調整をまちがうと信じられないような試合展開を見せることもありますし・・・。そういう意味でも勝算は5分5分です。

――注意点は?

原田 ファウルですね。今、うちのチームではファウルが一番怖いです。やはり激しいバスケットをするとファウルが混んできますし、そのへんの選手のコントロールを考えなければなりません。激しいバスケットをやったときに自分がどうなるか・・・まあ審判などの問題もありますが、やっぱり7人を相手にして勝つというのが本当の力だと思います。

――予選の調子は?

原田 予選では得点差なんかは考えず、チームのポイント、つまりこの点とこの点はマスターしよう・・・とかそういいうことを主眼にしてやりました。下級生においてはその育成、上級生はそれらしいレベルのバスケットをすること・・・などいろいろ変えて試合をしました。

――今回、ポイントになる選手は?

原田 中島でしょうね。バスケットの優秀選手というのはどうしても長身の選手が選ばれがちですが、うちの場合、縁の下の力持ちとして中島、永山、山田、浜口、高津なんかのチビっ子選手が頑張っているんです。佐藤や西田がいなくても20点ぐらいはたたきこみますし、リバウンドも結構とりますし・・・。その中心が中島ですね。だから今回もうちのチームポイントはある意味でこの中島が握っているような感じがします。

――最後に、春夏連覇を狙うカギは?

原田 やはり、高校バスケットボールから脱皮することですね。今までの“高校バスケット”という殻を破ることだと思います。先日行われました近畿総合でも、実業団にもダブルスコアで勝つといった試合をして大阪では“樟蔭は異常だ”といわれたんですが、今度のインターハイではそういうような高校生の殻を破って飛び出してきたチームがどこまで戦えるか・・・ということが僕は一つの大きなカギだと思っています。

 

 来週もお楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)

 

 


  1. いわお より:

    原田先生はよく知っています。笛も何回か吹いてもらいました。その当時の樟蔭東は圧倒的強さでした。原田先生も
    今なら大問題でしょう。練習、試合時も怒声、ビンタ、
    正座は当たり前。私ら男子でもおおビビリでした。
    でも今と違い、生徒も親も何も言わず取り組んでいました。その結果が色んな大会で好成績を残し、他校の目標になったのでしょう。厳しくキツかったと思いますが良い思い出に成っていると思います。
    原田先生懐かしい。最後は連盟で色々あったようですが、
    私にとってはいい先生でした。

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