月刊バスケットボール6月号

【好評連載中!】馬場、高木がカムバック。インド決勝に備える 『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(25)~

 このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。 

 今週はこの1枚を紹介!

 

 馬場、高木がカムバック。インド決勝に備える

(1982年11月号)

 

池内泰明(拓殖大)

 

 1982年11月、インドで開かれる第9回アジア大会(AJF)に向けて、全日本の新メンバーが発表された。

 キリンワールド時のメンバーから、加藤(千)、陸川の学生勢が抜け、馬場、高木の三井生命コンビがカムバックしたのが、今回のメンバーの特長だ。

日本リーグ秋期戦終了後に、行われる第10次(1982年10月25日~29日)、11次(11月1日~5日)、12次(11月8日~12日)の合宿では、重点的に高木を鍛えるシーンも見られそうだ。

 

 さて、その3つの合宿では、どの辺をポイントにした練習が成されるのだろう? 清水監督に聞いてみよう。

「この前のキリンワールドを見てもわかるように、今のメンバー構成では得点力のある選手が少ないので、点の取り合いでは中国、韓国には勝てません。ですから、ディフェンスを強化して、失点を減らし、ロースコアで2強に立ち向かうチームを作り上げるということがポイントになるでしょう」

 

 その際、特にキーとなる選手は、だれか。

「熊谷、池内、瀬戸。この3人がキリン以降も着実に成長しています。あとは、ディフェンスがもう一歩進歩すれば、一段とローテーションも楽になるでしょう」

 

 来週もお楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)

 



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