【好評連載中!】梅山 治司(順天堂大) わがままエースから名実ともに大黒柱へ 『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(33)~
このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。
今週はこの1枚を紹介!
梅山 治司(順天堂大)
わがままエースから名実ともに大黒柱へ
(1989年12月号)
順天堂大のエースだ。これまでは負けん気が強く、強引なプレーが目立っていた。そんな梅山が今では、信頼がおかれる選手に成長している。
チームは昨年のリーグ戦で2部に降格。梅山にとって大学最後の今リーグ。“なんとしても全勝で優勝して1部へ”が絶対目標なのだ。
「春のトーナメントのときから変わったっていわれます。周りのことを考えるようになって、自然にパスが出せるようになったんです」と梅山。
ガードでまとめ役の、#4渡部を教育実習で欠き、“自分がまとめなくては”という自覚が生まれたのだ。そのトーナメントでは初の4強。チームとしても大きく飛躍した。
得意の速攻とプレスは1部でも十分通用する力をもっている。「下級生が調子いい、下級生サマサマ。自分は役割を果たしているな・・・って程度」と梅山は語る。チームは下級生主体に変わり、勢いに乗っている。しかし、竹内監督は“ここ一番ではやはり梅山”と絶大な信頼を寄せているのだ。
来週もお楽しみに!
(月刊バスケットボール)