月刊バスケットボール6月号

【好評連載中!】関東女子学生選手権30周年記念国際大会 『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(31)~

 このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。 

 今週はこの1枚を紹介!

 

 関東女子学生選手権30周年記念国際大会

 (1996年8月号)

 

 

 今年30周年を迎えた関東女子学生選手権。記念大会として、今回はアメリカからセーラム帝京大を迎え、エキシビジョンゲームを行った。

 セーラム帝京大は、ウエストヴァージニア州にあるチームで、NAIAのディビジョンⅡ(加盟約350校)で昨シーズンにベスト16に入った。

 

 6月1日は学連OGチームと対戦。これは関東学連の出身者で現在日本リーグでプレーする選手で即席チームを組んだもの。試合はセーラム帝京大が94―73で快勝した。

 翌2日は、優勝した日体大とセーラム帝京大の対戦。高さとパワーで上回るセーラムが前半を50―35とリードしたが、後半に入ると日体大が#5佐々木の3Pシュートや速攻、カットインなどで連続して加点。センター#16矢代が5反則退場後は#10石田が踏ん張り、残り7分には63―63。プレスをしく日体大はスティールからの速攻などで速い展開にもちこみ、疲れの見えるセーラムを75―73で突き放し、記念試合に華を添えた。攻守で見応えのある一戦だった。

 

 セーラム帝京大は来日後、8戦を消化。タシー・ビーセンタールヘッドコーチは「みんな基本がよくできているのでびっくり。疲れからミスが出てしまったが、相手がうまかった」と、日体大をたたえていた。

 このほか、1・2部、3部、4部と分かれて各チーム1名ずつ代表選手が出て12分ハーフのゲームが行われた。下部チームにとって代々木のコートに立つのは初めて。「とても感激」と、記念イベントをよろこんでいた。

 

 来週もお楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)



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