月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2019】初戦で2人合わせて69得点(3Pシュート10本)を荒稼ぎした小田菜月&木村生吹(広島観音)

 初戦の足羽戦を94-86のハイスコアで突破した広島観音。その中で、#4小田は3Pシュート4本を含む32得点、#18木村も37得点(同6本)と二人合わせてチームの3/4の得点を稼ぎ、驚くべき得点力を見せ付けた。

 

桜花戦でも17得点した#18木村

 

 続く2回戦は、高校女王の桜花学園と対戦。1Q開始5分までは善戦したが、桜花がインサイドにボールを集めると、一気に差が開いた。広島観音は最後まで奮闘したが、最終スコアは69-117。小田&木村の得点も合わせて27得点に終わっている。

 

 試合後、「自分が攻めなければ、という思いはありましたが、相手からプレッシャーをかけられたときに攻める回数が減ってしまったと思います。マッチアップされた桜花の平下(愛)選手は堂々としていて、絶妙な間合いでついてくるところに攻めにくさは感じました。自分と木村、#6平が去年からスタートで試合に出させてもらっている責任を持ってプレーしようと話していました。個人的にはもう少しできたかなと思っていますし、激しいディフェンスをされたときでもジャンプシュートできるように、もっと練習しておけば良かったという思いはあります」と、キャプテンの小田。

 

キャプテン#4小田は桜花戦で3本の3P

 

“絶妙な間合い”と小田は言ったが、それは自分の間合いをしっかりと持っているということ。スピード、フィジカル、サイズという身体的な優位点だけでプレーしていないことの証明でもある。この言葉からだけでも、小田の非凡な得点力がうかがわれた。

 

(月刊バスケットボール)



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