月刊バスケットボール6月号

大学

2019.12.15

【インカレ2019】今年も関東対決となった男子決勝は、筑波大が3年ぶり5回目の優勝を飾る!

 12月15日に最終日を迎えた「第71回全日本大学バスケットボール選手権大会」。昨日は女子の決勝が行われ、東京医療保健大が3年連続3回目の優勝に輝いた。

 

 男子決勝戦は、筑波大と専修大が対戦し、筑波大が3年ぶり5回目の優勝を果たした。

 

専修大#34盛實海翔

 

 1Q、専修大#34盛實海翔が開始早々に連続3Pシュートを決めて流れを引き寄せるが、筑波大も#88牧隼利が3Pシュートをすぐに決め返す。続けて#27山口颯斗、#8菅原暉らが立て続けにシュートを決めて筑波大がゲームの主導権を握る。2Qも筑波大は要所のシュートを決め切って46-36でリードを守ったまま後半戦へ。

 

 後半になっても、#11増田啓介や山口がバスカンを決めるなど、筑波大の勢いは止まらない。巻き返したい専修大も盛實を筆頭にドライブを仕掛けていくが、点差は縮まることはなく69-50で最終Qへ。

 

筑波大#11増田啓介

 

 4Q、専修大は#1山本翔太の3Pシュートや#30アブ・フィリップがインサイドで奮闘する。さらに#23キング開が激しいディフェンスでチャンスをうかがうが、筑波大はコートに出たメンバー全員が内外でバランス良く得点を重ね、最終的には91-76で筑波大が優勝を飾った。

 

 優勝した筑波大の吉田監督は、「決勝戦では、最初の5分間でスタートのメンバーが気持ちの入ったプレーで一気に点差を離せたことが良かったです。これは、大会を通して上級生がチームをまとめて戦っていたからだと思います」と大会を振り返る。

 

 また、準優勝となった専修大の佐々木監督は、「苦しいトーナメント戦だったのですが、昨年同様にファイナルの舞台へ立つことができた選手たちを誇らしく思います」と選手たちをたたえた。

 

大東文化大#34中村浩陸

 

 昨日惜しくも敗れた大東文化大と白鷗大の3位決定戦は、3Qで#34中村浩陸が3Pシュートを4本連続で決めるなどの活躍を見せた大東文化大が90-80で勝利。終盤には、ケガのため出場機会の少なかった両チームの4年生が得点を決めるなど、感動的な試合でシーズンのラストを締めくくった。

 

 

【最終結果】

優勝 筑波大

準優勝 専修大

3位 大東文化大

4位 白鷗大

ベスト8 日本大

日体大

東海大

青山学院大

 

【個人賞】

最優秀選手賞 牧 隼利(筑波大)

敢闘賞 盛實 海翔(専修大)

優秀選手賞 増田 啓介(筑波大)

山口 颯斗(筑波大)

西野 曜(専修大学)

中村 浩陸(大東文化大)

前田 怜緒(白鷗大)

得点王 西野 曜(専修大)

3P王 盛實 海翔(専修大)

アシスト王 増田 啓介(筑波大)

リバウンド王 アブ フィリップ(専修大)

 

 

(月刊バスケットボール)



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