月刊バスケットボール5月号

大学

2019.12.12

【インカレ2019 PICK UP GAME】専修大vs.近畿大/4Qで流れをつかんだ専修大が近畿大を下し、準々決勝へ

 12月9日から開幕している「第71回全日本大学バスケットボール選手権大会」では、関東の男女全チームが1回戦を突破。関東の壁を越えるべく、男子は天理大や福岡大、女子は新潟医療福祉大などが関東相手に食らい付いたが、あと一歩のところで涙をのんだ。11日に行われた男子2回戦では関東リーグ3位の専修大と関西リーグ2位の近畿大が対戦し、序盤から激しい攻防が続く中、専修大が準々決勝へと駒を進めた。

 

#24今村拓夢(近畿大)

 

 試合開始早々、近畿大は激しいディフェンスから専修大のボールを奪い、#36榎田拓真や#24今村拓夢らが連続得点を決める。対する専修大は、#12西野曜が巧みな1対1で近畿大のディフェンスを切り抜け、簡単に流れを渡さない。両者一歩も譲らない激しい攻防が続いたが、近畿大のファウルトラブルをチャンスに専修大が積極的な攻撃で加点し、40-30で前半を終えた。

 

 迎えた後半、近畿大は榎田の3Pシュートをきっかけに#9カロンジ・パトリックや今村の連続得点で2点差まで詰め寄ると、続いて#13渡辺新の体を張ったプレーでチームはさらに勢いに乗る。残り2分を切ったところで今村のアシストからパトリックがシュートを決め、ついに逆転に成功。55-59で近畿大が4点リードで最終戦へ突入した。

 

#46寺澤大夢(専修大)

 

 このまま近畿大の流れで試合が進むと思われたが、4Qの残り8分を切ったところで大黒柱のパトリックと、流れを引き寄せた渡辺がファウルアウト。ここから専修大が反撃を開始し、#34盛實海翔の3Pシュートや#46寺澤大夢のシュートで逆転。巻き返しを図りたい近畿大であったが勝負所でのシュートは決まらず、87-76で専修大が勝利した。

 

 

【専修大】

1回戦 vs.大阪学院大 ○110-60

2回戦 vs.近畿大 ○87-76

準々決勝 vs.東海大 (13日に対戦)

 

【近畿大】

1回戦 vs.新潟経営大 ○89-61

2回戦 vs.専修大 ×76-87

 

 

(月刊バスケットボール)



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