中学(U15)

2019.08.25

【第49回全中】月バス PICK UP GAME 8.24/野々市市立布水(石川)vs.中村学園三陽(福岡)

中村学園三陽が予選リーグに続く、2度目の対戦を制し、ベスト4に進出

 

 

 決勝トーナメントの初戦で美郷(秋田)を下した中村学園三陽は、ベスト4進出をかけて布水(石川)と対戦。予選リーグでも対戦し、勝利をあげている相手だが、布水はトーナメント初戦で関東1位の八千代松陰を延長で破ってきており、勢いがある。布水はこの試合最多の27得点をあげた#5針田を中心にゲームの主導権を握る。先行する布水に対し、三陽はスコアラーの#4城戸、自らも得点力のある司令塔の#7轟を軸に付いていく展開となった。

 

 42-45と山陽が3点ビハインドで迎えた4Q。城戸、轟が連続得点で逆転するとそこから一進一退。ところが残り3分余りで、キャプテンの城戸が負傷退場となってしまった。菊池監督が「キャプテン、サブキャプテンを中心にチームオフェンスもディフェンスも展開していくチーム」と語るほど、厳しい状況となったが、#7轟を中心に周りの選手たちが一歩も引くことなく戦い抜き、65-60で勝利を飾った。

 

 22得点とチーム最多得点を記録した轟は「一戦一戦集中して戦うことだけを考えていました」と無心で戦ったことを語る。菊池監督は「九州大会で苦しい戦いをしてきたことで、チームのレベルが上がったと感じていました。昨年は全中を逃しており、2年がかりでメンタル、フィジカルを鍛えてきたことが、今につながったと思っています。城戸の状況が心配ですが、明日の準決勝は選手を信じて戦いたいと思います」と最終日への気持ちを表した。

 

 

(月刊バスケットボール)



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