中学(U15)

2019.08.24

【第49回全中】月バス PICK UP PLAYER 8.23/#8小村琉羅(愛媛県松山市立久米)

 

 予選リーグで浜松開誠館に延長の末に1点差(52-53)、2戦目の古田戦でも最後の最後にリードを許して2点差(48-50)。実力が拮抗している展開の中で、あと一歩届かなかったのが四国ブロック代表の久米(愛媛)だ。

 

 平均身長は男子出場24チーム中で最も小柄ながら、個々の打開力に優れ、大柄な浜松開誠館と古田にも小さいことを逆手に取った平面の戦いで大激戦を演じた。そのチームの中心となる一人が#8小村琉羅だ。彼自身も身長は166cmと、お世辞にも大きな選手ではないが、左手から放たれるアウトサイドジャンパーと最大の武器であるドライブの突破力を随所に披露。

 

 

 「自分の武器であるドライブと速攻で、相手を抜き去ることができました。これは全国でも通用した部分」と大舞台での戦いを振り返った。

 

 僅かな差で予選リーグ敗退となってしまった久米だったが、「あと一歩」の大きさと選手個人個人に不足している課題ははっきりと掴んだようで、小村も「高校でもプレーを続けていきます。今のプレースタイルを貫いていくことと、アウトサイドシュートの精度をあげていきたい。また、相手にコースを止められたときにも突破できるドリブルスキルが足りていません」と、自身の現状を分析。今後のステップアップを誓った。

 

 

(月刊バスケットボール)



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