中学(U15)

2019.08.23

【第49回全中】男子展望

 8月23〜25日の期間、和歌山を舞台に開催される第49回全国中学校大会。狭き門である各ブロック大会を勝ち抜いた男女48チームが、ハイレベルな熱戦を繰り広げる。

 

実践学園(東京都)

 

 大会連覇、4回目の日本一を狙うのは実践学園だ。昨年の主力はごっそり卒業したものの、今年に入って絶対的エースとして存在感を増している⑤テーブスを柱に、今年も強豪校の意地を見せるだろう。ただ、その実践学園を関東大会で下したエース⑦坂本を擁する八千代松陰や、④大柳らジュニアオールスター準優勝メンバーがいる東海大菅生など、激戦区の関東ブロック代表は手強い猛者ばかり。全国の舞台でもその戦いぶりが注目となる。

 

 優勝候補の一角に挙げられるのが、近畿大会を圧倒的な強さで制した京都精華学園。下級生の頃から経験を積んできた④髙山を筆頭に、今年3月にはジュニアオールスター優勝を果たした。昨年の全中3位の悔しさを晴らして、悲願の日本一なるか。

 

京都精華学園(京都府)

 

 また、激戦区の福岡代表、中村学園三陽と西福岡は、九州大会でもワンツーフィニッシュとなった。30点差で九州を制した中村学園三陽はもちろん、エースの⑪内藤を欠きながら準優勝の西福岡も、力のあるチーム。西福岡は昨年惜しくも準優勝だった因縁もあり、2年ぶりの日本一を虎視眈々と狙っている。

 

中村学園三陽(福岡県)

 

 そのほか、ジュニアオールスターで3位に入った愛媛のメンバーがいる久米や、⑦湧川らを要して中国大会を制した古田、地元代表で3年連続の出場となった吉備など、注目チームが目白押し。3日間、見逃せない戦いが続くだろう。

 

 

(月刊バスケットボール)



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