月バスTOPICS

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2019/09/11

【好評連載中!】今週の1枚 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(6)~

 

 このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の出来事や、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。

 

 今週はこの1枚を紹介!

 

 日本男子ナショナルチーム 

                              (1975年10月号より)

 

 

 

 この写真は、1975年にバンコクでのABC大会(男子アジア選手権大会)を3ヶ月後にひかえた男子日本代表が合宿を行っているときのもの。当時のメンバーは下記のとおり。

 

HC : 吉田 正彦

★選手

・江川 嘉孝

・小武 久隆

・谷口 正朋

・阿部 成章

・杣友 厚

・森 哲

・千種 信雄

・結城 昭二

・藤本 裕

・川本 昌治郎

・沼田 宏文

・山本 浩二

・桑田 健秀

・北原 憲彦

・斎藤 文夫

・浜口 秀樹

 

 今回は、1975年10月号の記事を一部抜粋しながら、ABC大会、そして翌年のモントリオールオリンピックへ向けた代表合宿の様子を振り返ってみる。

 

 モントリオールへの道はひらけた

 

 午後3時、真夏の太陽がギラギラと一番強い光を放つ時刻だ。選手たちが一人、二人と練習着に着替えて体育館に向かう。どの顔も自信にあふれ堂々としてみえる。全日本の顔だ。

 

 バンコクでのABC大会を3ヶ月後にひかえた全日本の練習は、いよいよ大詰めにさしかかった。今までやってきたものを総ざらい。一つ一つのプレーをもう一度確認してゆく。宿敵の韓国に当たり負けしないためには、基本プレーを反復して、それを正確に身に付けていかなければならない。それは、今までの合宿で行ってきた練習よりも肉体的には楽かもしれないが、精神的にはずっとつらい。プロセスの段階のミスは許されるが、完成されたときのミスは許されないからだ。バンコクではそのミスがそのまま敗退につながるかもしれない。

 

「日本は他のアジアのチームに比べて背が高い。私はそれを生かすためにもセンターの強化をしてきた。それには多くの批判もあったが、今、私はその私の考えが間違いではなかったと思っている。沼田や北原の著しい成長は今の全日本の大きな明るい材料です」(吉田)

 

 体育館の外の空気はおいしい。その空気を吸い込んだあと、「バンコクは100%の自信があります」と笑う吉田監督。その言葉の裏にある重みを、共に練習してきた選手たちは知っている。

 

 来週もお楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)


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