【インターハイ2019女子展望】桜花学園・岐阜女の2強に割って入るチームは果たして!?

2連覇を狙う桜花学園

 

 近年続いている桜花学園(愛知県)と岐阜女の“2強”態勢。特にインターハイでは、2012年から16年まで桜花学園が5連覇を成し遂げ、17年に岐阜女が、18年に桜花学園がそれぞれ優勝。つまりここ7年間は、両チームの間で優勝杯が行き来しているのだ。しかも過去4年連続、決勝カードはこの両チームの対戦。今年もこの“2強”が、優勝候補の筆頭として大会を引っ張ると見られる。

 

昨年の雪辱を期する岐阜女

 

 なお、6月の東海大会の決勝では桜花学園が31点差で勝利しているが、岐阜女は大黒柱の⑦イベ・エスター・チカンソが欠場しており、点差ほどに力の差はなさそうだ。

 

 もちろん、この2強に割って入るチームが現れるかどうかも大会の見どころの一つ。中でも対抗馬に挙げたいのが、大阪薫英女学院だ。府予選で大阪桐蔭に敗れたものの、敗戦を機にチームの足元を見直し、近畿大会を圧倒的な強さで優勝。チームの核となる④森岡奈菜未、⑤福田希望、⑥塩谷心海の3人は昨年のウインターカップで準優勝を経験したメンバーであり、経験値が高い。岐阜女に敗れてあと一歩のところで逃した日本一に向け、闘志を燃やしている。

 

2強の壁に挑む大阪薫英女学院の④森岡

 

 また、サイズはないが豊富な運動量でブロック大会を制した開志国際(新潟県)や精華女(福岡県)なども、持ち前の走力を生かして好ゲームを繰り広げるはず。開志国際のエース⑦山口里奈や、精華女のエース⑦三浦舞華は、昨夏のU17ワールドカップを経験した選手たち。そのほか全国に散っているアンダーカテゴリー日本代表が、自チームでどう味方を引っ張るかにも注目したい。

 

 

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(月刊バスケットボール)



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