月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2019.04.27

【B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19】QUARTERFINALS PREVIEW vol.4/新潟vs.A東京

 

ダバンテ・ガードナー(新潟#54)

 

 昨シーズンの王者A東京と初の中地区制覇を達成し、CSに挑む新潟の対戦は不確定要素が多く、勝敗が読みづらい。

 

 ホームの新潟は#54ダバンテ・ガードナーという絶対的な得点源がおり、経験豊富な#7五十嵐圭と#3柏木真介のツーガードがアップテンポなオフェンスを展開。特に3Pシュートの試投数(1,513本/2位)、成功数(510本/4位)はいずれもリーグ上位、ディフェンスリバウンド数(1,702本)に関してはリーグトップだ。ガードナーともう一人のビッグマン#34ラモント・ハミルトンのインサイドを起点に、脇をシューターで固める現代的なバスケットスタイルは、今シーズンの快進撃を支えた最大の要因だろう。加えて、CS初出場となる新潟にとっては、初戦をホームの大歓声の中で戦えることも心強い。

 


 

ダバンテ・ガードナー(新潟#54)

 

 昨シーズンの王者A東京と初の中地区制覇を達成し、CSに挑む新潟の対戦は不確定要素が多く、勝敗が読みづらい。

 

 ホームの新潟は#54ダバンテ・ガードナーという絶対的な得点源がおり、経験豊富な#7五十嵐圭と#3柏木真介のツーガードがアップテンポなオフェンスを展開。特に3Pシュートの試投数(1,513本/2位)、成功数(510本/4位)はいずれもリーグ上位、ディフェンスリバウンド数(1,702本)に関してはリーグトップだ。ガードナーともう一人のビッグマン#34ラモント・ハミルトンのインサイドを起点に、脇をシューターで固める現代的なバスケットスタイルは、今シーズンの快進撃を支えた最大の要因だろう。加えて、CS初出場となる新潟にとっては、初戦をホームの大歓声の中で戦えることも心強い。

 

馬場雄大(A東京#6)

 

 一方のA東京はエースの#24田中大貴、大黒柱の#53アレックス・カークを中心としたピックアンドロールを多用するオフェンスを今シーズンも継続。対アルバルクを掲げて挑んできた相手に対しても、自分たちのスタイルを曲げずに戦い抜いた。彼ら2人以外にも日本代表の#6馬場雄大、#15竹内譲次らタレント力はリーグ屈指。昨シーズンのチャンピオンメンバーをそのまま残していることからも、ケミストリーの面では新潟を凌駕している。不安要素はシーズン終盤でアキレス腱断裂の大ケガを負った#31ジャワッド・ウィリアムズの不在。精神面でもチームに多大な影響を及ぼしていただけに、彼の離脱は誤算と言わざるを得ないだろう。

 

 今シーズンの直接対決は1勝1敗で、得点差も2試合ともに5点差以内という大接戦。ただ、新潟には新戦力の#8アマンゼ・エゲケゼが加わり、A東京はCSに照準を合わせるかのように一気に調子を上げてくるなど、対戦した12月下旬からチームの状態は全く異なるものとなっている。大舞台を踏んだ試合巧者がそろう両クラブの対戦は、実力差が最も少ないカードであり、初戦から質の高いバスケットが期待できる。ホームで戦う新潟が少しばかり優勢か。

 

【プレビュー動画/新潟vs.A東京】

https://basketball.mb.softbank.jp/videos/4829?utm_source=partner&utm_medium=basketball-zine&utm_campaign=011

 

(月刊バスケットボール)



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