月刊バスケットボール6月号

【ウインターカップ2018】試合の明暗を左右するターンオーバー数

 ウインターカップ初日(12月23日)は1回戦の女子18試合、男子6試合が行われた。
 

 ウインターカップ初日(12月23日)は1回戦の女子18試合、男子6試合が行われた。  

   当然、12チームが勝ち上がり、12チームが敗退する。それを左右する一因がターンオーバーだ。ターンオーバーはプレッシャーやスキルの未熟さなどが主な起因となるが、試合中に2本に1本のシュートが入ると仮定したならば、1個で1点を損する計算となる。    ターンオーバーはファウルやボールデッド、得点によって相手チームへ攻撃権が移行するのではなく、パスミス、ドリブルミス、キャッチミス、トラベリングなどをカウントしたものだ。パスをするときにレシーバーのディフェンスを見ていないなど、プレーヤーの不注意によるものが多い。相手チームの数字にもよるが、1試合で15個を超えると自チームは苦しくなる。    今日の女子18試合を振り返ってみると、最多32個、最少5個、36チームの平均は16.1個という数字が出てきた。これは決して少ない数ではない。チーム事情や状況はさまざまだが、試合の質としては厳しいものはある。だが、年度最後の大会では内容よりも勝負にこだわることはよくあることだ。。一方で、開志国際(新潟)5個、浜松開誠館(静岡)7個、札幌東商(北海道)9個という1桁の数字は、試合の点差を鑑みてもかなり立派な数字と言っていいだろう。    また、ターンオーバー数で相手チームより少なくて負けたケースは、勝った18チーム中でも僅かに4試合のみ。これは明らかな要因(シュート成功率など)がほかにある場合が多い。つまり、相手チームよりもターンオーバーが多いと試合に勝利することは難しいということである。    高校生が1年間の総決算として挑む全国大会をこのような数字から見てみるのも面白い。     【“ウインターカップ2018全試合100試合配信”バスケットLIVE】 https://ckantan.jp/dm/mob/dm_comfirm.jsp?cmcd=4100065417     (月刊バスケットボール)

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