月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2018】下級生主体で果敢に挑んだ韮崎

 ウインターカップ初日の第2試合、女子1回戦で韮崎(山梨)と開志国際(新潟)が対戦した。

   ウインターカップ初日の第2試合、女子1回戦で韮崎(山梨)と開志国際(新潟)が対戦した。    50チーム中、6チームに外国人留学生がエントリーされているが、対戦するチームは攻防でどのような対策を考えて挑んだのだろうか。    韮崎は1Q開始から開志国際に0-9のランを許し、試合の主導権を握られてしまった。その後、3Pシュートなどで盛り返したが、その差を詰めることができずに59-87で敗退している。    だが、韮崎のメンバー表を見ると分かるように、15名中に3年生は1人のみという下級生主体のチーム。おまけに、④柳生は10月に前十字靭帯を負傷し、予選を含めて試合には出ていないという不運もあった。   「力の差が出ました。前半はここまで練習してきたディフェンスを頑張ってくれたと思います。まだまだ体にしみ込んではいませんが、成功していた部分は結構あったように感じました」と、韮崎の逆瀬川コーチ。    ⑤加藤は「ローポストで留学生にはダブルチームを狙って、あとはローテーションして守り切るという練習をしてきました。でも、プレーが流れていていく中でうまくできませんでした。オフェンスは形にしばられてしまい、止まってしまったり、一人ひとりが仕掛けたりすれば良かったと思っています。自分たちがやってきたことの20~30%しかできませんでした。    キャプテン(柳生)がケガでいなかったので不安が多かったのですが、県予選決勝前に切り替え、チームを立て直すことができました。でも、不在の穴が大きかったと思います」と、試合後に語った。    試合を勝ち上がっていくためには、さまざまなことが必要となってくる。その中の1つでもある“対策”は、簡単には大きな効果を生まない。だが、下級生主体の韮崎は、予選を含めたウインターカップでの経験が来年の財産になるだろう。     【“ウインターカップ2018全試合100試合配信”バスケットLIVE】 https://ckantan.jp/dm/mob/dm_comfirm.jsp?cmcd=4100065417     (月刊バスケットボール)


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