2011年にバスケットボール殿堂入りを果たした元コーチのテックス・ウィンター氏が、10月10日（日本時間11日）に逝去したと、『AP』が伝えた。享年96歳だった。
2011年にバスケットボール殿堂入りを果たした元コーチのテックス・ウィンター氏が、10月10日（日本時間11日）に逝去したと、『AP』が伝えた。享年96歳だった。   ウィンター氏は、1947年にカンザス州大コーチに就任し、54～68年まで同大で２回のファイナル４進出、８回のビッグ７／８カンファレンス（現ビッグ12カンファレンス）優勝を果たした。   また、当時としては革新的な『トライングル・オフェンス』の考案者としても知られ、NBAではヒューストン・ロケッツで指揮を執ったが、成果が今ひとつだったこともあって封印した。しかし、シカゴ・ブルズでフィル・ジャクソンがヘッドコーチとなり、このオフェンスを熱望してウィンター氏を説得。アシスタントとしてチームに招へいすると、今度は効果的なオフェンスとして機能し、ブルズ（91、92、93、96、97、98年）とロサンゼルス・レイカーズ（2000、01、02年、09、10年）で11回の優勝に貢献した。   （月刊バスケットボール）