月刊バスケットボール5月号

【インターハイ2018/男子3回戦 PICK UP GAME】桐光学園×報徳学園

4Qで怒涛の攻撃を見せた桐光学園が逆転勝ち!  

   男子で3回戦を勝ち上がり、ベスト8入りを決めたのは、八千代松蔭、中部大第一、八王子学園八王子、東海大付諏訪、明成、桐光学園、開志国際、北陸の8校。    ここでは、4年連続9回目の出場となった桐光学園と、2年ぶり3回目出場の報徳学園が演じた接戦をレポートする。
  4Qで怒涛の攻撃を見せた桐光学園が逆転勝ち!  

   男子で3回戦を勝ち上がり、ベスト8入りを決めたのは、八千代松蔭、中部大第一、八王子学園八王子、東海大付諏訪、明成、桐光学園、開志国際、北陸の8校。    ここでは、4年連続9回目の出場となった桐光学園と、2年ぶり3回目出場の報徳学園が演じた接戦をレポートする。    1Q、まず流れを掴んだのは報徳学園。♯10デイビッド(身長208㎝)の高さを生かしたオフェンスを中心にリードを広げていく。    対する桐光学園は、フィニッシュのシュートが決まらず苦戦。それでも♯5関根や♯7鈴木(響)のシュートで食らい付くが、19‐12と報徳学園が一歩リードして2Qへ。  

   しかし2Qになると、流れが一変。桐光学園が♯7鈴木(響)のシュートや♯15兪のブロックショットで徐々にリズムをつかむと、♯4鈴木(悠)の激しいディフェンスからの1on1も決まり、流れは完全に桐光学園になるかと思われた。    それを踏ん張ったのが報徳学園。♯70武田川の3連続得点で何とか桐光学園に傾いた流れを止めにかかる。    その後は、流れがどちらかに大きく傾くことはなく一進一退の攻防が続き、28‐22と報徳学園がリードして前半を折り返す。    そして迎えた3Q、桐光学園は♯4鈴木の1on1、♯9川戸のアシストからの♯8吉田のシュートなどでとうとう同点まで追い付く。  

   が、報徳学園もデイビッドを中心に得点を重ねる粘りを見せ、さらには武田川がフリースローを決めたことで、46‐45とかろうじて1点リードし最終Qへ。    勝負の4Q。♯99井藤の2連続得点で報徳学園のペースになるかと思われたが、吉田のジャンプシュートで勢いに乗った桐光学園が川戸のスティールから得点を決めると、鈴木(悠)のバスカンで一気に逆転に成功。    対する報徳学園は、武田川や丸山が積極的に攻撃を仕掛けるも、なかなかシュートが決まらず、リズムを取り戻せない。    結局、試合後に報徳学園・田中コーチが「自分たちのペースになれば負けない自信はあったのですが、後半は相手のペースを断ち切ることができませんでした。今後、相手のペースを断ち切るためのオフェンス・ディフェンスを考えていかなければならないです」と悔やんだように、最後の最後で勢いに乗った桐光学園が67‐52と突き放す形で接戦に終止符を打った。  

  (月刊バスケットボール)

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