月刊バスケットボール5月号

【インターハイ2018/男子1回戦 PICK UP GAME】北陸×土浦日本大

古豪同士の1回戦は僅差で北陸に軍配!  

   上位回戦でもおかしくない北陸×土浦日本大という1回戦は、北陸が接戦を制して88-82で辛くも逃げ切った。    序盤、#9ディアロの連続シュートなどで先行したのは北陸。しかし途中で土浦がゾーンディフェンスに変えると、試合の展開は互角に。それでもペースをつかんでいたのは北陸。5点前後のリードを保ちつつ4Qへ突入する。
  古豪同士の1回戦は僅差で北陸に軍配!  

   上位回戦でもおかしくない北陸×土浦日本大という1回戦は、北陸が接戦を制して88-82で辛くも逃げ切った。    序盤、#9ディアロの連続シュートなどで先行したのは北陸。しかし途中で土浦がゾーンディフェンスに変えると、試合の展開は互角に。それでもペースをつかんでいたのは北陸。5点前後のリードを保ちつつ4Qへ突入する。  

   その最終Q、土浦は再三再四、流れをつかみかけるが、追い上げるフリースローが「伝染した」(佐藤監督)かのように入らず(25本中15本成功)、5点が遠い。対する北陸はファウルトラブル(#4高島、#14勝木は4ファウル)も恐れない激しいディフェンスを終始仕掛けたことが結果的に良い形となり、主導権を土浦に渡さない。    また、北陸は残り4分を切った勝負どころの苦しい場面で、#7若月が果敢なドライブからのフローターを沈めたことが大きかった。    この接戦を「土浦とは互いに手の内を知り尽くしていて、いつも切磋琢磨している相手です。もっと上で対戦したかったです。ファウルが多かったですが、消極的にならずに開き直れたことが良かったと思います」と振り返ったのは、勝利した北陸の久井監督。    一方の土浦・佐藤監督は、「今日は予想以上に出来が悪かったと思います。冬までには選手をそろえて、しっかりと優勝を狙えるようにしていきたいです」とリベンジを誓っていたが、土浦は主軸で199cmの細割がケガで不在だったのが痛かった。  

   それでも#4山崎(19得点、14リバウンド)や#5吉田(13得点、17リバウンド)らのビッグマンが奮闘し、外国人留学生にも十分対抗できたことは、好材料だったはず。冬に向けて脅威の存在になりそうだ。    ハイレベルな戦いが1回戦から繰り広げられるのは、インターハイの魅力の一つ。明日も多くの好ゲームが展開されることに期待したい。   (月刊バスケットボール)

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