月刊バスケットボール6月号

大学

2018.06.11

関東大学新人戦(男子)は、拓殖大が26年ぶりの優勝!

6月10日、大会最終日を迎えた関東大学新人戦。拓殖大vs.日本体大というカードになった決勝戦は、互いに流れを奪い合う白熱の展開となった。
  6月10日、大会最終日を迎えた関東大学新人戦。拓殖大vs.日本体大というカードになった決勝戦は、互いに流れを奪い合う白熱の展開となった。  

  前日の準決勝で、優勝候補の筆頭と見られた東海大を74-68の僅差で破り、勢いに乗った拓殖大。だが対する日本体大も、準決勝は序盤からスタートダッシュを切って青山学院大を圧倒(100-89)し、良い形で決勝へと駒を進めていた。   迎えた決勝戦は、序盤から互いに一歩も譲らず、きっ抗した展開に。33-29と僅かにリードして試合を折り返した日本体大は、続く3Qも#24土居や#50ジョナサンの活躍でその差を広げにかかる。だが拓殖大はキャプテン#41杉野がリバウンドによく絡んで苦しい時間帯をつなぎ、相手のミスから①岡田が連続得点を挙げて反撃。さらには#23ドゥドゥが連続で3Pシュートを沈め、拓殖大の6点リードで最終ピリオドに入った。  

闘志のこもったプレーで日本体大を引っ張った㉔土居   4Q、何としても追い付きたい日体大だが、ドゥドゥや岡田の個人技を止められず、残り3分半11点ビハインドに。だが、ここで度胸満点のルーキー#30井手が3Pシュートを決めて追い上げムードを作り、#33遠藤のドライブや土居の3Pシュートが続いて残り1分半2点差まで詰め寄る。それでも、その後は痛恨のターンオーバーなどもあって追い付くには至らず。そのまま拓殖大が64-61で逃げ切り、元日本代表の納谷幸二氏らのとき以来となる、26年ぶり3回目の優勝を果たした。   「苦しい試合もありましたが、よくチームがまとまってくれました。岡田、ドゥドゥが中心ですけど、周りもよくそれに合わせてくれたなと。特に、杉野がよくチームをまとめてくれました」と選手たちをたたえた拓殖大・池内監督。一方、日本体大・藤田監督は「失点を64点に抑えられたことはプランどおり。勝負どころの消極的なターンオーバーが痛かったですが、ディフェンスで我慢することはできました」と、敗戦にも大きな手応えを得たようだ。  

泥臭いプレーで優勝に貢献した#41杉野   ※新人戦の模様や注目のルーキー特集は、6月25日発売の月刊バスケットボール8月号をチェック!   (月刊バスケットボール)

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