月刊バスケットボール6月号

NBA

2018.07.21

“NBAサマーリーグ”でプレーした渡邊雄太がNBAデビューに一歩前進。メンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約!

“NBAサマーリーグ”でプレーした渡邊雄太がメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約をした。
“NBAサマーリーグ”でプレーした渡邊雄太がメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約をした。   2ウェイ契約とはNBAとその下部リーグ(Gリーグ)の両方に出場できるもので、昨年の夏から導入された制度。ロスター(プレーヤー枠)にしばられることなく、若いプレーヤーを2人まで支配下に置くことができる。チャンスを求める若手にとっても有益で、昨シーズンもここからチャンスを得て飛躍したプレーヤーがいた。   チームはロスターに最大15名登録が可能で、アクティブロスターには最大13名を登録できる。すべての試合で、アクティブロスターの内、最低8名はユニフォーム着用の必要がある。アクティブ以外のロスターは故障者を含めインアクテブと呼ばれ、試合に出場できない。   渡邊はグリズリーズの下部組織で提携しているGリーグのメンフィス・ハッスル(本拠地:ミシシッピ州サウスヘイブン)に所属。最大45日間、NBAでも登録が可能な契約だ。   ちなみに、名門デューク大で4年間プレーしたクイン・クックがGリーグ(ドラフト外)でプレーしながらダラス・マーベリックスなどで短期間プレー。昨シーズンにゴールデンステイト・ウォリアーズと2ウェイ契約を結ぶと、ステフィン・カリーのケガによりトップチームでの出場機会を与えられ、シーズン終盤(2ウェイ契約ではプレーオフに出場できない)に2年間の本契約を勝ち取った事例がある。   まだ乗り越えなければならない壁はあるものの、この2ウェイ契約は渡邊がNBAデビューに一歩近付いたことには間違いない。   (月刊バスケットボール)

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