月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2018.05.20

月バスSet Play of the Week(28)ロケッツ

今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。   5月14日(日本時間15日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ(@トヨタ・センター)のプレーオフカンファレンスファイナル第1戦から、ロケッツのオープニングプレーを解説しよう。
5月14日(日本時間15日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ヒューストン・ロケッツ(@トヨタ・センター)のプレーオフカンファレンスファイナル第1戦から、ロケッツのオープニングプレーを解説しよう。   【ラインナップ】 ①ジェームズ・ハーデン(PG) ②クリス・ポール(SG) ③トレバー・アリーザ(SF) ④P.J.タッカー(PF) ⑤クリント・カペラ(C)  

[A-1] ジャンプボールからそのままエントリー。④と③が両コーナー、⑤が右エルボー、②は右サイドを走っている状態でプレーが始まる。②がコーナーへカットし(ダウンスクリーンの場合もある)、⑤が③へダウンスクリーン。③はトップ方向へカットする。①はボールキャリーしてくる。  

[A-2] ③は①の前を横切って、左サイドからスクリーンをセット。アフタースクリーンで⑤が右からボールスクリーンをセットし、①を左右から挟むような形になる。①は③のスクリーンを使って左方向へドリブル。

[A-3] ③はアフタースクリーンですぐに⑤のフレアスクリーンを使って右ウイングへ。ワイドオープンであれば①がパスして3Pシュートを狙う。   実際、ディフェンスはX3とX1がスイッチし、さらにX5がフリースローライン中心辺りで待っているため、①には誰もマッチアップしていない状況になった。そして、①(ハーデン)はそのまま3Pシュートを決めた。  

  月刊バスケットボール6月号(4月25日発売)の“NBAセットプレー図鑑”では、ボストン・セルティックスのプレーを紹介。自分たちのチームにマッチしそうなセットを見付けて、すぐに練習してみよう!   (月刊バスケットボール)

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