月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2018.04.08

月バスSet Play of the Week(21)ウォリアーズ

今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。   4月4日(日本時間5日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対オクラホマシティ・サンダー(@チェサピーク・エナジー・アリーナ)の一戦から、ウォリアーズのサイドラインインバウンズを解説しよう。
今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。   4月4日(日本時間5日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対オクラホマシティ・サンダー(@チェサピーク・エナジー・アリーナ)の一戦から、珍しい布陣で見せたウォリアーズのサイドラインインバウンズを解説しよう。   【ラインナップ】 ①ドレイモンド・グリーン(PG) ②ニック・ヤング(SG) ③ケビン・デュラント(SF) ④ジョーダン・ベル(PF) ⑤ジャベール・マギー(C)  

[A-1] トップに④、ボールサイドのエルボーに②、⑤と①が両エルボーに立つボックスセットの変形。 ⑤がポップし、③からボールをレシーブ。④は反対サイドのウイングにカットすると同時に、①も飛び出してボールをレシーブする。  

[A-2] ②がバックスクリーンをインバウンダーの③に、⑤もパスしたらすぐにダウンスクリーンをセット。③はスクリーンを使ってペイントへカットし、②はアフタースクリーンで⑤を利用してトップ方向へカットする(図では少しカールしている)。 ボールマンの①は③や②、⑤などへのパスを狙う。ウォリアーズが恐いのは、ディフェンスの状況を見てカットしたり、パスを出したりできることだ。   この場合、本来PFのグリーンがガード的な役割をし、ファーストオプションのデュラントとシューターのヤングが“スクリーンスクリナー”になっているところがポイントだ。通常、②はステフィン・カリーかクレイ・トンプソンになる。  

  月刊バスケットボール5月号の“NBAセットプレー図鑑”では、爆発力のあるオフェンスを誇るオクラホマシティ・サンダーのプレーを紹介。自分たちのチームにマッチしそうなセットを見付けて、すぐに練習してみよう!   (月刊バスケットボール)

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