月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2018.03.19

“積極的に攻めることを意識した”3分間--三菱電機#1竹原レイラ

試合終盤までもつれたクォーターファイナルのトヨタ自動車対三菱電機戦。最後は残り5分から要所でシュートを沈めた#1大神の活躍もあったトヨタが、決定力の高さを見せて78-69で勝利した。
試合終盤までもつれたクォーターファイナルのトヨタ自動車対三菱電機戦。最後は残り5分から要所でシュートを沈めた#1大神の活躍もあったトヨタが、決定力の高さを見せて78-69で勝利した。   そんな緊迫した試合の中でコートに立ったのがアーリーエントリーの三菱電機#1竹原だ。   竹原は、大阪桐蔭高校を卒業したばかりの18歳。大阪桐蔭では12月のウインターカップ初優勝の原動力となったエースで185cmの高さと強さを持つセンターだ。   その竹原が前半残り4分19秒でコートインすると、得点こそなかったものの、約3分間、ドライブを仕掛けてファウルをもらうなど、攻防において存在感を発揮した。   プレーオフという大一番での起用。これに古賀京子ヘッドコーチは、「(高校までの)経験もありますし、ディフェンスも上手い。それに今後もある選手なので」と、言う。   もちろん、それだけではシーズン終盤の決戦でコートに立つことはできない。そこには、アーリーエントリーをしてからの約1か月間、竹原がチーム内での練習や試合から信頼を得てきたということもあるだろう。   竹原本人はプレーオフでの出場に「それまでも試合に結構出させてもらっていたので、今日も『出る準備をしておこう』『出たらチームの役に立てるように』と思っていました。前は試合に出る度に緊張していたけれど、今日は気持ちをちゃんと作って(出番を)待っていたらそこまで緊張はしませんでした。練習からそうですが、試合では積極的に攻めることを意識していました」と、振り返る。
三菱電機は惜しくも敗れ2017-18シーズンは終了。来る2018-19シーズンは竹原にとって本格的なルーキーイヤーとなる。   「アーリーエントリーなのに使ってもらったことは、来シーズンにつながっていくと思うし、これからの1年間、何を目標にしたらいいかということが感じやすかったです」と、竹原。   さらに、「私は得意な攻めがアジャストされやすい。後はリバウンドでボックスアウトに飛び込まれることが多いので、失点を少なく、でも自分自身はたくさん取れるような選手になりたいです。まだまだ、これからです」と、今後の抱負を力強く語っていた。  

高さと強さを持つ竹原   (月刊バスケットボール)

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