今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。
1月30日(日本時間31日)に、行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ユタ・ジャズ(@ヴィヴィント・スマートホーム・アリーナ)で、ウォリアーズが1Qに見せたサイドインバウンズ・プレーを解説しよう。非常にシンプルなプレーだけに、タイミングが最も重要になる。
【ラインナップ】
①ステフィン・カリー(PG)
②クレイ・トンプソン(SG)
③ケビン・デュラント(SF)
④ドレイモンド・グリーン(PF)
⑤ザザ・パチューリア(C)

[A-1]
②と⑤が右エルボー近辺、④は左ミドルポスト、①は左コーナー、③がインバウンダーで始まる。⑤は②へしっかりとダウンスクリーンし、②はトップをカット。③からのパスをレシーブする。

[A-2]
②がレシーブするタイミングに合わせて、①はトップスピードで④と⑤のスタッガードスクリーンを使って右ウイングへ。そのまま3Pシュートを放つ。ポイントは2つ目のスクリーン(⑤)。①のディフェンスが走ってくるコースによって、内側であれば左、①の後を付いてくれば右にセットすれば効果が大きいはず。
もちろん、④と⑤のディフェンスがスイッチしてきたら、アフタースクリーンでダイブ。ディフェンスの状況によって瞬時にアジャストできることがウォリアーズの強さなのである。

月刊バスケットボール3月号の“NBAセットプレー図鑑”では、ウエスタンカンファレンスで首位争いを演じているサンアントニオ・スパーズのプレーを紹介。自分たちのチームにマッチしそうなセットを見付けて、すぐに練習してみよう!
(月刊バスケットボール)