月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2017.12.06

DeNAがバスケット界に参入へ Bリーグ2018‐19シーズンから川崎の運営母体に

  TBLSサービス株式会社(親会社:株式会社東芝)が運営する川崎ブレイブサンダースを、Bリーグ2018‐19シーズンから株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が出資する株式会社DeNAバスケットボール(仮称)に移管することが本日のBリーグ理事会で承認され、TBLSおよびDeNAより発表された。今シーズンは引き続きTBLSが川崎を運営するが、来シーズンからはDeNAに移管することになる。   TBLSからDeNAへの移管の話が挙がったのは今年の7月頃。ただどちらかが話を持ち掛けた、ということではなく、両社のスポーツに対する関わり方に関して、様々な意見交換をする中で生まれた話だという。   TBLSの荒木代表取締役社長は、「DeNAグループの持つプロスポーツビジネスのノウハウを生かし、スポーツを通じた川崎の地域活性化、日本バスケットボール界の発展により一層貢献できるものと考えております」とクラブを通してコメント。   また、同日に行われた会見において、DeNAの岡村スポーツ事業本部長は「川崎市にはスポーツに熱い熱意を思った方がいらっしゃる。この素晴らしい街で伝統のあるバスケットボールチームを預かること、大変大きな可能性を感じています」と意気込みを見せていた。   2012年にTBSから譲渡された横浜ベイスターズを人気球団に育て上げた実績があるDeNA。このノウハウを川崎はもちろん、バスケットボール界全体に広げてほしいところ。   本日移管が承認されたこともあり、今後の具体的な関わりは未定だが、東芝小向事業所にある練習場と選手寮は引き続き使用し、ホームタウンも川崎市のままの予定。クラブ名やチームカラーなどの変更の有無は今後検討していくという。   なお「東芝小向男子バスケットボール部」として始まり、Bリーグになってからもメインスポンサーとして67年間クラブに関わってきた東芝は、DeNAに移管移行もスポンサーとして支える予定だ。   (月刊バスケットボール)

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