月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2018.01.12

伊藤大司(北海道)インタビュー「毎試合120%でプレーしています!」

  ★レバンガ北海道、伊藤大司選手が語るNBA、B.LEAGUE   1月5日にWOWOWで放送されたオクラホマシティ・サンダー対ロサンゼルス・クリッパーズ戦にゲスト出演した伊藤大司(レバンガ北海道)。ここでは、その後に行ったインタビューをお届けする。   ―—今シーズンここまで振り返ってみていかがですか? 伊藤「チームとしては良いスタートを切れて、昨シーズンまでと比べるとかなりいい形で前半戦を終われているというのはありますけど、まだ波が激しいです。良いときはすごく良いバスケができて点を取れているのですが、良くないときは、オフェンスが悪いとディフェンスも悪くなります。逆も然りです。コンスタントに自分たちのバスケができていないところはあります。シュートが入らなかったり、どんなに悪い状況でも、影響されずに自分のスタイルを貫くことが大事だと思います。それでも、今季は4Qで2ケタ得点差から逆転勝ちしている試合がいくつかあるので、そういう4Qの諦めない部分が出ているのは今季のプラスの部分です」   ——ご自身、またチームの目標を教えてください。 伊藤「チームの目標としては、プレーオフ進出以上です。レバンガがプレーオフに進出するというのは世間的には驚くと思うので、プレーオフでもいい戦いをしてさらに世間を騒がせるのが今の僕たちの目標です。 個人としては、毎試合120%出し切っています。また、今までプレーオフに縁がなかったチームにどれだけ勝ちのメンタリティを植え付けて、どれだけプレーオフ進出に相応しいチームを作れるかも自分の目標です。スタッツ的というよりも、どれだけ周囲に影響を与えられるかを気にしています。アメリカのことや日本での優勝経験などを若い選手と共有していきたいです。若い選手は自宅に招待したりして、自分の経験をシェアしたりはしています」   ——2シーズン目を迎えるB.LEAGUEですが、盛り上がりなど昨年と違うと感じることなどありますか? 伊藤「1シーズン目は注目度が一番高かったと思います。2シーズン目になって、露出は1年目と比べて少なくなってきているとは思いますが、B.LEAGUEを見てもらっている人の話は聞きます。B.LEAGUEがプロリーグの一つとして認知されているのはあると思います。個人的にですが、北海道の街を歩いていて声を掛けてもらうことも増えてきたので、2シーズン目になって人気は少しは上がっているのかと感じます。北海道のブースターはとても熱く、見に来てくれたファンの人のために勝ちたいと思います」   ——会場まで見に来てくれるファンの方に自分のどんなところ(プレー)を見てほしいですか? 伊藤「プレーや技術というよりも、コミュニケーションをすごく大事にしています。中でもボディタッチとかは意識してチームの輪を良くしたいと思っています。技術でしたら折茂(武彦)選手の3Pシュート、桜井(良太)選手のドライブ、グレゴリー・ウィッティントンのダンクとかあります。個人としては、このような選手たちをどのように生かすかというのを考えています。そのあたりを注目してほしいです」   ——最後にファンへメッセージをお願いします。 伊藤 B.LEAGUE2シーズン目ということで、見に来てくれているお客さんも増えてきているので、選手としてさらに質の高いプレーを見せられればと思っています。もちろん毎試合全力でプレーして、見に来ていただいたお客さんにも満足してもらえるようプレーし続けます。スタッツに残らない細かい部分も見ていて面白いと思いますので、引き続き熱い声援をお願いいたします。   インタビュー情報提供/WOWOW http://www.wowow.co.jp/sports/nba/ 写真提供/©LEVANGA HOKKAIDO   (月刊バスケットボール)

PICK UP