月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2017.11.30

Bリーグ初の選手兼HC誕生へ 広島#2朝山がHCに就任

  B2に所属する広島は、アンドリセビッチヘッドコーチ(HC)の解任とマセーアシスタントコーチ(AC)の辞任を発表した。 昨シーズンはB2で3位となり、B1・B2入替戦にも出場した広島だが、今シーズンは序盤から苦戦。今季よりチームを率いていたアンドリセビッチHCは不振の責任をとって11月14日の愛媛戦を最後にベンチ入りせず、その後はマセーACが指揮を執っていた。   当初はそのマセーACがヘッドコーチに昇格する予定だったが、マセーACがアメリカのチームのコーチ就任に伴い、新体制の人事は振り出しに。 そこで「どういう形であれば戦えるのか、ベストかということを判断して、自分なりに気持ちを整理しHCを引き受けることに決めました」と話す#2朝山が新しいHCに就任。朝山のサポート役として、#5山田のAC就任も同時に発表された。 Bリーグにおいて、選手兼任のヘッドコーチは史上初だ。   2人とも広島を支える主力選手であるが、山田が「この広島ドラゴンフライズを守っていくためにも、僕たちがやるしかないと思っています」と言うように、ベテラン選手として強い責任感を持って戦っていた。朝山は「この逆境を全員の協力、全員の意識を高くもって、一丸となって戦うしかないと思っています」と意気込みを語り、今週末から選手兼任で試合に臨むことになる。 (月刊バスケットボール)

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