月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2018.01.07

月バスSet Play of the Week(7)スパーズ

今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。   1月3日(日本時間4日)に、行われたサンアントニオ・スパーズ対ニューヨーク・ニックス戦(@マジソン・スクエア・ガーデン)で見せたスパーズのコーナーインバウンズプレーを解説しよう。   NBAではコーナーから約1mのベースラインとサイドラインからのインバウンズでは、“コーナー専用”のプレーを必ず持っている。コーナーの場合、通常のインバウンズとはアングルが異なるため、サイドラインとベースラインインバウンズはほぼ使えないからだ。   【ラインナップ】 ①トニー・パーカー(PG) ②マヌ・ジノビリ(SG) ③カワイ・レナード(SF) ④ラマーカス・オルドリッジ(PF) ⑤パウ・ガソル(C)  

[A-1] コーナーからライン状(一直線上)に、インバウンダーの①から⑤・④・②・③が並ぶ形でスタート。 ②はフェイクした後、リング方向へカット。③は⑤と④をスクリーンのように使ってウイングへ飛び出し、ボールをレシーブする。  

[A-2] ①・②・④・⑤はアウトサイドへ広がり、③が1対1(アイソレーション)できるスペースを作る。非常にシンプルだが、スパーズはパウ・ガソルやラマーカス・オルドリッジらのビッグマンが3Pシュートを難なく放つことができる強みを生かしたプレーだ。復帰して日が浅いカワイ・レナードは、1対1の感覚を試している様子だった。 (※用語は本誌参照)   月刊バスケットボール2月号の“NBAセットプレー図鑑”では、ウエスタンカンファレンスで首位争いを演じているミネソタ・ティンバーウルブズのプレーを紹介。自分たちのチームにマッチしそうなセットを見付けて、すぐに練習してみよう!   (月刊バスケットボール)

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