月刊バスケットボール5月号

【短期連載】コーチK/倉石平のアメリカ紀行(4)

Dr.ジェリー・バスの右腕だった山洞節夫氏(中央)   (つづき) 【12月26日】 LAの2日目、すでにたくさんの時間を費やしたように感じる。少し遅めに起床し、その後トーランスに。この地域は日本人が多く住んでおり、日本食のレストイランやスーパーマーケットが多い。そのため、若干ではあるが他の地域と異なるLAを感じることができる。   なぜその地域に行かなければならなかったかというと、LALのオーナーである故ジェリー・バス氏の右腕であった山洞氏に会うためであり、その会をいつも企画してくださるNHKの鳴海氏と会うためである。ランチミーティングをすることが主たる目的であった。久しぶりの旧交を温めた感じになった。なお、山洞さんは、現在もLALのオーナーであるバス氏の娘(ジーニー・バス)との付き合いはあるようだ。  

ジョン・ウッデンUCLA元ヘッドコーチ像   その後は、LAを堪能…UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)を訪問。普段であればアリーナなどを見学できるのだが、休みのため外観しか見ることができない。ジョン・ウッデン(元UCLAヘッドコーチ)の銅像などを見学した。とても久しぶりであった。なお、アリーナパビリオンは新しくなったばかりなので、いつかゲームを見たいと思う。   その後、USC(南カリフォルニア大)、そしてロヨラメリーマウント大、ペパーダイン大、UCサンタバーバラ、UCアーバインなどLAの各大学のゲームを調べたが、ことごとく外に出ている(遠征、アウェイゲーム)ことが多く、全くまったくゲームを見ることができず。残念だった。仕方なしに、リニューアルされたセンチュリーシティーのショッピングモールを訪れたが、本当にリニューアル中らしく、“Soon”の文字が多くほとんどが看板ばかりだった。   夕食をどうしようかと考えたが、現地の友人で先日会ったミラー氏に紹介された、イタリアンレストランへ。場所がマリナデルレイであったため、おしゃれだろうなと思い、訪れると長蛇の列。しかし意外と回転が早く、すぐに席を作ってくれてご馳走にありつく。久しぶりのしっかりとした食事だったが、歌を歌う(従業員が総出で)変わった店だった。   明日は、LALと本日接戦負けをしたメンフィス・グリズリーズだ。LALは必勝態勢で臨みたいところだろう。また、ルーキーのロンゾ・ボールは必ず出てほしいところである。 (つづく)   (月刊バスケットボール)

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