月刊バスケットボール5月号

途中10点差まで迫るもアウェイでオーストラリアに完敗

ワールドカップ アジア地区1次予選の第2戦。日本はアウェイ、アデレードに渡り、チタニウム・セキュリティ・アリーナでオーストラリアと対戦した。オーストラリアは8月に行われたアジアカップで優勝している強豪国で、そのとき対戦した日本は68‐84で負けている。 試合の方は、1Qは互角の戦いとなった。日本は#6比江島が2本の3Pシュート、そして厳しい体勢からのジャンプシュートを沈めるなどし流れを呼び込むと、それに#2富樫も続き3Pシュートなど決めていく。これに対し相手のオーストラリアは、#12キッカートによる2本の3Pシュート、#55クリークのダンクなどで応戦。23‐22とオーストラリアが1点リードで1Qを終える。 そして迎えた2Q。序盤からオーストラリアがディフェンスの強度を高めてくると、日本は得点が停滞。その間にオーストラリア#4グールディングに2本の3Pを決められるなどし、前半は31‐43と引き離されての折り返しとなった。 3Q、オーストラリアは#2ソビーのアリウープ、#12キッカートのリング下などで突き放しにかかってくる。が、日本は#35ブラウンの3Pシュート、#18馬場のダンクなどで一時46‐55と1ケタ差まで追い上げると、その後も粘りを見せ3Qを終えて50‐60。10点ビハインドで4Qに望みをつなぐ。 そして4Q、#24田中のミドルシュートなどで、残り6分57秒の時点で58‐68と10点差に食らい付いていたが、ここから足とともにボールの動きも止まった日本はこのあと無得点。逆にオーストラリアは211㎝の#10ホッジソンがリング付近で着実に得点を重ねるなどじりじりと引き離しにかかり、最終的に82‐58でオーストラリアが勝利した。 日本の第3戦は、来年2月22日。ホーム横浜国際プールにチャイニーズ・タイペイを迎えての戦いとなるが、そのチャイニーズ・タイペイは第1戦でオーストラリアに66‐104で負けている。同じオーストラリアを基準に考えると、日本は24点差で敗退、チャイニーズ・タイペイは38点差で敗退。日本が1次予選を突破するには、ホームでのチャイニーズ・タイペイには絶対に負けられない。 (月刊バスケットボール)

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