月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2017.11.16

A東京に7歳の人形櫂世君が入団!

 

  11月15日、アルバルク東京は「ペルテス病」の長期療養が必要な人形櫂世(ひとかた かいせい)君の入団会見を行った。   「ぺルテス病」は大腿骨骨頭の骨端部に栄養を与えている血行が何らかの理由で途絶え、骨の部分が腐り潰れてしまう病気。現在7歳の櫂世君も以前までは体を動かすことが大好きだったが、発症後はできることが制限され現在は補装具を付けながら生活をしている。 そこで櫂世君のような子どもたちの長期治療に対するモチベーションの向上や治療後の復学の支えになりたいと、NPO法人Being ALIVE JAPAN(北野華子理事長)がTEAMMATES事業を立ち上げ、その第1弾として日本財団とBリーグと協働。「多くの成功体験や達成感、感動をチームメイトや友人と共有することで、社会参加の促進及び復学を支援していく」(北野理事長)というコンセプトの基、櫂世君のアルバルク東京入団が決まった。   櫂世君は、A東京のパビチェヴィッチヘッドコーチから渡された名前と背番号「14」が入ったユニホームを身にまとい、入団の挨拶や選手との写真撮影、#53カークのダンクをアシストするなど、チームメイトと時間を共有した。   キャプテンの#7正中は「櫂世君と一緒に大きな勝利に向かって進んでいきたいと思うので、これから一つ一つのことを経験して、一つ一つ乗り越えて一緒に前に進んでいきましょう」とエールを送った。   これに対して櫂世君は「呼び方はカイでもいいし、櫂世でもいいです」と選手たちに挨拶。   なお櫂世君は4か月間在籍し、計8回のチーム活動に参加予定。世界的に「1日入団」というイベントをはやっているものの、一定期間入団し、実際にチームの仕事を手伝うことは珍しいという。   (月刊バスケットボール編集部)  

 

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