月刊バスケットボール5月号

【中国インターハイ2016記者の目】女子は東海勢に注目!?

“必見カード”となった東海大会4位の浜松開誠館(静岡)と九州大会2位の長崎西(長崎)。 スタートダッシュを決めたのは、エース⑧石田が次々と鋭いドライブを決めて行った浜松開誠館だった。ディフェンスもさえた1Qは19−3。試合を優位に進めると、後半に追い上げ合うも、前半で奪ったリードをしっかりと守り切り、60−50で勝利した。   月刊バスケットボールでは群雄割拠と銘打った今年の大会だが、それでも、女子は優勝候補筆頭の桜花学園(愛知)を始め、東海勢がその戦いの中心となりそうだ。   すでに、初戦から登場した岐阜女(岐阜)は、福岡の精華女を98-47と圧倒。他にも、いなべ総合(三重)、市沼津(静岡)、安城学園(愛知)と、東海勢はシードの桜花を残してすべてのチームが2回戦へとコマを進めた。   桜花を中心に日頃から激しい争いを繰り広げる東海チーム。その激戦区で鍛えられたタフな戦いを全国でさらに披露することができるか。 2回戦では、こちらも“必見カード”として取り上げている安城vs.東京成徳大(東京)が行われる。   昨年のウインターカップでも同様にシード校として2回戦から登場した成徳を安城が下しており、成徳は、昨年のその敗退を機に得点力アップを図ってきた。一方、安城の金子コーチも「試合に勝っても内容では負けていた。今年は内容でも上回りたいです」と、言う。   シード校が登場する2回戦。上位進出の争いはさらに激しくなる中、東海勢の戦いぶりには、さらに注目が集まるところだ。  

8年ぶりにインターハイ出場となった浜松開誠館  

スタメンの平均身長は全出場チームの中で2位の安城学園   (月刊バスケットボール編集部)

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