月刊バスケットボール6月号

大学

2015.11.28

インカレ#6

関東5位から同1位の早稲田大、関西1位の大阪人間科学大に逆転勝利で勝ち上がってきた筑波大。 準決勝で愛知学泉大を#8林のブザービーターで退けた白鷗大。 この2チームの対戦となった決勝は、筑波大#14松本の3Pシュートでスタート。だが前半は白鷗大のディフェンスが機能し、攻撃でも#4馬が奮闘する。 一方筑波大は白鷗大のディフェンスに苦しみながらも、松本が会場を沸かせるなど、離されても食らい付くという展開。後半も#8林の3Pシュートを皮切りに、白鷗大が得点を重ねる。しかし、「リーグ戦が終わってから口を酸っぱくして言ってきた」と筑波大・大高監督が言う、リバウンドで筑波大が徐々に主導権を手繰り寄せる。#9渡邊の3Pシュート、#8谷村の体を張ったゴール下に、#4藤岡の連続ドライブで逆転に成功! 白鷗大も#14板谷のドライブやフリースローで追いかけるものの、勝負どころでミスが出てしまう。3点差で迎えた最後の攻撃は、林が3Pシュートを放つも決まらず試合終了。厳しい試合を勝ち抜いてきた筑波大が栄冠を手にした! ◯筑波大67−64白鷗大●  

筑波大#4藤岡は大会前も含め、この4年間ケガや体調不良に苦しんだ。だが今日の決勝で最も輝いたのは間違いなく藤岡。幾度となく会場を沸かせ、MVPにふさわしい活躍!  

筑波大優勝の瞬間。大会に入りチーム力がぐんぐん上がったチームは、ついに日本一に輝いた。

4年間、白鷗大のインサイドを支えた#4馬。今年も優勝には届かなかったが、「仲間に恵まれました。本当にいい4年間でした」とコメント。

終盤積極的にドライブを仕掛けた白鷗大#14板谷とそれを止める筑波大の選手。まさに死闘だった。   ◯大阪人間科学大89−59愛知学泉大● 3位決定戦は愛知学泉大が序盤に流れをつかんだが、#6大城(写真)を中心にバランスの良い攻撃を展開し大阪人間科学大が勝利。大会前に負傷した#4岡もコートに立ち、7年間ともに歩んできた岡、#5北村、大城、#7中川を含め、チーム全員が涙した。

     

高さはないが、体を張ったインサイドで下級生を引っ張った愛知学泉大#4髙木。毎試合厳しい戦いが続いたが、ケガ人がいた中でベスト4まで進んだのは見事。   ■女子最終結果 優勝 筑波大 準決勝 白鷗大 3位 大阪人間科学大 4位 愛知学泉大 5位 早稲田大 6位 東京医療保健大 7位 拓殖大 8位 東海大九州 ■個人賞 MVP 藤岡麻菜美(筑波大#4) 敢闘賞 馬伊娜(白鷗大#4) 優秀選手賞 谷村里佳(筑波大#8) ああああああ松本愛美(筑波大#14) ああああああ林咲希(白鷗大#8) ああああああ北村悠貴(大阪人間科学大#5) ああああああ髙木優里(愛知学泉大#4) 得点王 馬伊娜(白鷗大#4) 3ポイント王 渡邊愛加(筑波大#9) アシスト王 藤岡麻菜美(筑波大#4) リバウンド王 谷村里佳(筑波大#8)   男子は関東4チームが勝ち進み、昨年同様東海大と筑波大が決勝に進んだ。昨年の大会で負けた東海大、今年に関東トーナメントとリーグ戦で連敗している筑波大。 どちらがリベンジに成功するか。激しい試合になることが予想され、真の王者がついに決まる。  

◯筑波大76−66拓殖大● 立ち上がりに成功した筑波大が拓殖大の猛攻を振り切り勝利。厳しいディフェンスから#6馬場(写真)の速攻や#46生原の外角シュート、#17杉浦、#92村越のインサイドで20点以上のリードを広げる。だが拓殖大のオールコートプレスが成功し、1桁差まで詰めるもここまでが精一杯だった。

終盤の追い上げの立て役者で、何度も会場を沸かせた拓殖大#0岡本。ブザーとともに大粒の涙を流したが、すばらしいプレイを見せてくた。  

◯東海大70−51青山学院大● ロースコアの締まった展開を抜け出したのは東海大。立ち上がり、東海大は2得点しか挙げられなかったが、ディフェンスと#1小島、#21橋本の活躍で立て直す。青山学院大は#24安藤が要所で外角シュートを沈めたが、厳しいディフェンスと要所で#0ベンドラメ(写真)の活躍が光り東海大が逃げ切った。

青山学院大は関東リーグ戦で失点が最小。この試合でも東海大を苦しめた。

青山学院大のシューター#24安藤。得点源として青山学院大を引っ張った。   ◆本日の試合結果、明日の試合予定はこちら   (月刊バスケットボール編集部)

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