月刊バスケットボール5月号

女子日本代表が予選を1位通過。今日から準決勝に臨む!

8月29日から中国・武漢で開催されているFIBA ASIA女子選手権大会。 予選ラウンド全5試合が終了し、女子日本代表は5戦全勝で予選1位で準決勝進出を決めた。 大一番となった韓国戦は59−53、中国戦では残り3秒で⑫吉田がステップインシュートを決め57−56と接線を制した一方、チャイニーズ・タイペイ戦とタイ戦は集中力を欠いたプレイが見られ、課題の残る試合となってしまった。 準決勝の相手は、苦戦を強いられたチャイニーズ・タイペイ。先日強化試合で対戦したときよりもチーム状況が上がってきており「今度の対戦で5回目。徐々にアジャストされてきています」と⑭本川。韓国戦と中国戦で見せた“真価”を、準決勝以降で発揮できるか。 その中でもカギを握るのは、内海ヘッドコーチも名前を挙げた2人の大黒柱の活躍だ。  

司令塔・吉田は随所に勝負強さを見せ、さすがの活躍を見せている。ゲームメイクだけでなく、リバウンド、アシスト、ディフェンスと全ての面で活躍が求められる。 「チャイニーズ・タイペイとは相性が悪く、予選を勝ち切れたことは大きかったです。東アジアでは自分たちのバスケットができず負けてしまいましたが、今回はディフェンスで立て直せたというところ大きかったです」と予選での対戦を振り返った。 それだけに「次で負けたら意味がありません。1位通過ができたので、一発勝負に向けて気持ちを強く持って、どこが相手でも自分たちのバスケットができるようにしたいです」と意気込んでいる。  

大会直前に合流した⑩渡嘉敷は、シアトル・ストームとの役割の違いに少々戸惑いはあるものの、中国戦は19得点、9リバウンド、4ブロックと大活躍。特にペリメーターからのドライブはこの試合で有効で、高さ+スピードのあるプレイに、どのチームのセンターも手を焼いている。 「予選のチャイニーズ・タイペイ戦は全然良くありませんでした。大きな選手もいるので、決勝に向けて準チャイニーズ・タイペイできて良かったと思います。自分のバスケット、日本のバスケットをしっかりやって、いい気持ちで決勝の舞台に行きたいです」と、次戦に向け語った。 ●準決勝 9月4日(金) 18:30(現地時間 17:30) 日本vsチャイニーズ・タイペイ 19:30(現地時間 20:30) 中国vs韓国

PICK UP