国際バスケットボール連盟(FIBA)は9日、東京にて
FIBAセントラルボード(中央委員会)を開催し、日本バスケットボール協会へ課していた国際試合出場停止などの制裁を解除することを決定した。
これにより、日本代表はリオデジャネイロ・オリンピック予選を兼ねたアジア選手権への出場も可能となった。
(女子は8月
29日から中国、武漢、男子は9月
23日から中国、長沙にて開催)
制裁解除を受けて日本バスケットボール協会会長の川淵三郎氏は記者会見にて「今日が日本のバスケットボール界にとって新たなスタート。取り組まなければならない課題は山ほどある」と、コメント。
「
FIBAの会長からは拍手をもって制裁解除を認めていただいた。しかし
FIBAから向こう
2年間は(改革の)推移を見守ると言われており、特に安定した財政基盤が求められ、マーケティング戦略をしっかりやっていくようにと指摘もされた。
さらに
1976年のモントリオール以来、男子代表はオリンピックに出場していない。今後、画期的に強化方法を変えていかないと、アジアのトップにはなれないだろう。指導者も含めて、世界に通用するものを身につけさせないといけないと思う」と、ホッとした表情を見せるとともに、気を引き締め直していた。
なお、オリンピック予選が目前に迫った男女日本代表は
13日から
16日まで千葉、東京にて開催される「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際強化試合
2015」において、日本のファンの前でプレイすることになっている。
(月刊バスケットボール編集部)