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2021/04/03

ニック・ナースHC(ラプターズ)、再び渡邊雄太への期待感を語る - 日本時間4月3日、対ウォリアーズ戦試合前会見レポート

 

 3月中の全試合日程を終えたトロント・ラプターズが、今シーズン中ホームとしているフロリダ州タンパで、日本時間4月3日にゴールデンステイト・ウォリアーズとの一戦に臨む。彼らにとって4月最初のこの試合に先立って、ラプターズのニック・ナースHCが通例の試合前会見に応じた。
 3月のラプターズは「散々な目にあわされた」という表現がぴったり来そうな成績だった。全日程14試合での成績は1勝13敗。今シーズン開幕当初から成績は不安定と言えるものだったが、2月21日時点で16勝15敗と一つ貯金を作っていたのが、その後2月末からチーム内で新型コロナウイルス陽性者が見つかったことによりチーム状況がガタガタになり、この日の対ウォリアーズ戦前の時点では18勝30敗という状況だ。その中で渡邊雄太も、特に月半ば以降なかなか出場機会が得られない期間が続いた。
 3月中の最後の試合だったアメリカ時間31日の対オクラホマシティー・サンダー戦では、渡邊は7分13秒間出場したものの主要なスタッツ項目にはゼロが並び、放ったショットも1本だけ(ミスショット)で±も-4と振るわなかった。試合自体も、ラプターズ同様に3連敗中だった相手に第1Q残り4分53秒に14点差のリードを奪いながら、最終的に103-113と10点差をつけられて逆転負けを食らっている。

 対ウォリアーズ戦を前にした会見では、率直に思う点として「ユウタのプレーには良い面を見出せなかった」と伝え、どう思っているか、またナースHCのゲームプランでどんな位置に渡邊がいるのかを聞いてみた。
 しかしナースHCからは、大いに前向きな回答が返ってきた。「たいていの場合、ユウタは攻守両面でほとんどミスを犯しません。それは私たちにとって、彼を起用できる理由の一つです。一生懸命にプレーしてくれますし。確かにあの試合では、タフな相手に頭越しに決められたり、スリーを決められてしまいました。でも、それらは相当しっかり守られたうえでのものでした」
 スタッツ上の結果に触れることなく、ナースHCは渡邊についての好材料を語った。そして「今日も出しますよ。あれは最高の試合の一例とは言えませんが…。攻守ともにほとんど失敗しない中で非常にまれなことでした。彼は今日も出てもらいます。一緒に頑張ってもらって、どんな貢献をもたらすことができるか見ていきたいですね」と締めくくった。

 

ウォリアーズとの4月最初の試合にも、渡邊の出場機会がありそうだ


 ナースHC自身による英文での回答は以下のような流れだった。
“That’s interesting. Usually Yuta makes very few mistakes, right? He makes very fe w mistakes on either side of the ball, which is one of the reasons we can have him out there and he plays hard. He did…, get a couple tough guys jump over and shot some threes the other night on him. But they were again pretty well defended and…, whatever.”
“But he’ll be out there tonight. That wasn’t one of his best games the other night but…, very very uncharacteristic that he makes any mistakes offensively or defensively and he’ll be out there tonight and we’re going to keep working with him and see if he can keep contributing to us.”
 …というわけで、大いに期待を持ちたくなる試合前会見だった。

 ラプターズはウォリアーズとの試合後に2日間の休養があり、かつこの試合を含め4試合ホームゲームが続く。その中には日本時間4月6日(火=アメリカ時間5日)の対ワシントン・ウィザーズ戦が含まれている。この試合は、前回渡邊の故障欠場で実現しなかった八村 塁との日本人対決が期待できることに加え、プレーオフ進出権がかかるプレーイン・トーナメントへの出場枠であるイースタンカンファレンス10位の座を直接的に競う、11位(ラプターズ)と12位(ウィザーズ)の対戦という意味でも重要な一戦だ
 さらに、同9日に行われる対シカゴ・ブルズ戦は、同じ意味で現在10位に位置しているチームが相手。4月序盤の日程をどんな結果を残せるか、渡邊にとってもラプターズにとっても勝負の春がやってきた。

 

取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)


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