月刊バスケットボール6月号

NBA

2021.02.24

ディミアン・リラード(ブレイザーズ)とジェームス・ハーデン(ネッツ)がNBA第9週週間最優秀プレーヤーに

 NBAがアメリカ時間2月22日に2020-21シーズン第9週の週間最優秀プレーヤーを発表。ウエスタンカンファレンスではポートランド・トレイルブレイザーズのガード、ディミアン・リラードが、イースタンカンファレンスではブルックリン・ネッツのジェームス・ハーデンが、それぞれ選出された。
リラードは今シーズン2度目、キャリア通算では11度目の受賞で、これはクライド・ドレクスラーの10度を超えるフランチャイズ記録とのこと。ハーデンも今シーズン2度目で、キャリア通算では26度目の受賞となる。
リラードは前週3試合に出場し、いずれも30得点以上を記録した。2月17日のアウェイでの対ニューオリンズ・ペリカンズ戦では43得点にキャリアハイ・タイとなる16アシストを記録するとともに、第4Q残り16.5秒にドライビング・レイアップとアンドワンのフリースローを沈めるスリーポイント・プレーでブレイザーズを126-124の勝利に導いた。30得点以上の試合数18はこの時点で今シーズンリーグ最高の数字。1試合平均30.0得点はリーグ3位、7.9アシストは8位タイの好成績だ。

 ハーデンは前週の出場全4試合でダブルダブル(そのうち1試合はトリプルダブル)を記録し、1試合平均30.0得点(期間中のイースタンカンファレンス6位)、10.0アシスト(同2位)の活躍でチームの4連勝に大きく貢献した。2月15日のアウェイでの対サクラメント・キングス戦では、ネッツに移籍以来最高の38得点を記録。翌16日、これもアウェイの対フェニックス・サンズ戦では第4Q 残り31.4秒に3Pショットを成功させたが、これは24点差をひっくり返す128-124の勝利を決定づける一撃だった。ネッツはこの試合を含む遠征でフランチャイズ記録の5連勝を記録。またハーデンの出場試合でネッツは13勝5敗の好成績を残している。
両者の該当期間における主な成績は以下のとおりだ。

 

ディミアン・リラード

平均36.3得点(FG43.4%、3P 40.4%、FT94.7%)、12.7アシスト、5.7リバウンド、1.3スティール
2月16日 対オクラホマシティー・サンダー戦 〇115-104 31得点(FG12/25、3P 5/14)、7リバウンド、10アシスト
2月17日 対ニューオリンズ・ペリカンズ戦 〇126-124 43得点(FG14/28、3P 7/16)、4リバウンド、16アシスト
2月20日 対ワシントン・ウィザーズ戦 ×111-118 35得点(FG10/30、3P 7/17)、6リバウンド、12アシスト
※ブレイザーズはこの間2勝1敗


ジェームス・ハーデン

平均31.8得点(FG55.0%、3P 48.6%、FT80.8%)、10.8アシスト、9.0リバウンド、1.3スティール
2月15日 対サクラメント・キングス戦 〇136-126 29得点(FG10/18, 3P 6/10)、13リバウンド、14アシスト
2月16日 対フェニックス・サンズ戦 〇128-124 38得点(FG14/22、3P 5/11)、7リバウンド、11アシスト
2月18日 対ロサンジェルス・レイカーズ戦 〇109-98 23得点(FG7/15、3P 3/7)、5リバウンド、11アシスト
2月21日 対ロサンジェルス・クリッパーズ戦 〇112-108 37得点(FG13/25、3P 4/9)、11リバウンド、7アシスト
※ネッツはこの間4勝0敗

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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