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2021/01/16

カール=アンソニー・タウンズも自身のコロナ陽性を公表 - コロナの余波に揺れる2020-21NBAシーズン

 渡邊雄太(トロント・ラプターズ)がローテーション入りを期待させる活躍を見せ、八村 塁(ワシントン・ウィザーズ)が主軸としてチームをけん引する力となっている今シーズンのNBA。しかし一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響が色濃く反映される困難な状況に直面している。複数チームでプレーヤーの感染が確認され、安全衛生プロトコルに従って練習や試合への参加ができなくなることにより、ここにきて公式戦開催の延期が相次いでいるのだ。
 現地時間1月15日にはウィザーズが会見を開き、現地17日(日)、18日(月)に予定されていた対クリーブランドキャバリアーズ2連戦の延期を発表。濃厚接触者の追跡調査を継続しているために試合開催に必要な8人をそろえられないというのがその理由だ。トミー・シェパードGMによれば、所属プレーヤー中9人が安全衛生プロトコル入りし、そのうち6人が新型コロナウイルス感染の陽性判定を受けたという(八村がその中に含まれているかは未確認)。スコット・ブルックスHCの「練習をやろうと思っても6人しか参加できる状態のプレーヤーがいません」という説明に苦しいチーム状況が垣間見える。

 この日は、昨年実母をコロナ感染で失うというつらい経験を経て今シーズンに臨んでいるカール=アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が、自身のコロナウイルス感染検査陽性判定をツイッターで公表するという出来事も。「このウイルスの悪夢が消えうせるよう毎日祈っています」とのメッセージからは、自身の健康状態に対する懸念だけでなく世界中で困難に直面する人々への思いも伝わってくる。

 2020-21NBAシーズンは開幕からこの時点までの約1ヵ月半に、リーグ全体で延期された試合数が13試合に上る。ウィザーズの2試合を含め、そのうち12試合が1月10日以降の日程。この数字は今後さらに増加しそうな様相だ。
 エキサイティングな最高峰のバスケットボールを楽しみに待つファンの期待に応える一方で、リーグ関係者の健康と安全を損なうリスクは最小限にとどめなければならない。前述のシェパードGMは「リーグは最大限我々の健康に配慮してくれており、全幅の信頼を置いています」と話す。

 当事者たちの苦悩はいかばかりか。いずれにしても彼らの判断を尊重して今後の展開を見守りたい。

 

 

カール=アンソニー・タウンズはツイッターで自身のコロナ陽性判定を公表した。早期回復を願うばかりだ

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

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