月刊バスケットボール5月号

NBA

2020.04.03

シーズン中断のNBAが人気ゲームNBA2Kでのプレーヤーズトーナメントを開催!

 4月1日、2K、NBA、NBPA(NBA選手会)は、現役NBA選手16名が、ビデオゲーム「NBA 2K20」上で、「NBA 2K プレイヤーズ トーナメント」を開催することを発表した。ワシントン・ウィザーズの八村塁をはじめ、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラント、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングを含む、現役NBA選手が、現地時間4月3日(金)より、ESPNおよびESPN2にて放送されるXbox Oneを使用しての選手限定の勝ち抜きトーナメントに出場します。

 

 優勝者には、究極の「NBA 2K20」チャンピオンの称号が与えられる。優勝者はさらに、新型コロナウイルスによる被害救済活動を支援のために2K、NBA、NBPAから贈られる10万ドルの寄付先となるチャリティー団体を自ら決定することとなる。

 

 2Kのシニアバイスプレジデント、スポーツストラテジー&ライセンシングを務めるジェイソン・アージェントは、「世の中で不安が続くこの時期に、NBAおよびNBPAとパートナーシップを結び、再びバスケットボールを世界中のファンに届けることができることを大変うれしく思います。エンターテインメント、特にスポーツは、アスリート、ファン、家族など、コミュニティを一つにする力を持っています。みなさんがこのトーナメントを楽しんでくれることを願っています」と声明を発表。

 

 NBA 2Kのレーティングとキャリア年数によって決定された選手のシードを基準に、選手たちは「NBA 2K20」でオンライン上の直接対決を繰り広げる。トーナメント開始前に、各プレイヤーは現NBA30チームの中から8つのチーム(それぞれ使用できる回数は1回)を選び、仮に対戦2選手が同じチームを選対くした場合は、アウェイチームが優先的に選択したチームを使用できるというルールだ。最初の2ラウンドは勝ち抜き戦で、準決勝と決勝は2勝先取(最大3試合)で行われる。

 

 出場選手とシード順は以下のとおり(右の数字は選手のレーティング)

 

1.ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ|96)

2.トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス|90)

3.ハッサン・ホワイトサイド(ポートランド・トレイルブレイザーズ|87)

4.ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ|87)

5.デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ|86)

6.アンドレ・ドラモンド(クリーブランド・キャバリアーズ|85)

7.ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ|85)

8.モントレズ・ハレル(ロサンゼルス・クリッパーズ|85)

9.ドマンタス・サボニス(インディアナ・ペイサーズ|85)

10.ディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ|85)

11.デマーカス・カズンズ(81)

12.マイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ|81)

13.八村塁(ワシントン・ウィザーズ|79)

14.パトリック・ベバリー(ロサンゼルス・クリッパーズ|78)

15.ハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス|78)

16.デリック・ジョーンズJr.(マイアミ・ヒート|78)

 

https://www.instagram.com/p/B-apS9phAEQ/

 

 ゲームの腕前によってシード順が決定しているわけではないので、アップセットが起こる可能性は非常に高い。シーズン中断期間に、一足先に今シーズンの優勝チーム、もとい優勝者が決定するというわけだ。日本から唯一の出場となる八村は初戦でドノバン・ミッチェルと激突。並み居る強敵を相手に初代チャンピオンに輝くことはできるだろうか?

 

 ゲームの世界でも旋風を巻き起こす“ルイ ハチムラ”の姿を期待したい。

 

(月刊バスケットボール)



PICK UP