月刊バスケットボール8月号

NBA

2020.08.30

『NBA2K21』が9月4日(金)にいよいよ発売! 新たなプログラムとして『2K BEACH』が登場

 世界最高峰のバスケットボールリーグNBAの魅力をユーザーが自宅で楽しめるビデオゲーム『NBA 2K』シリーズの発売は、毎年多くのファンが期待するイベントの一つだ。近年は映像技術の発達により、選手一人一人のプレー、表情、仕草に至るまでが精巧に再現されているが、9月4日(金)の発売される最新作『NBA 2K 21』も技術向上に加えて新規プログラムが追加され、より魅力的なコンテンツに仕上がっている。

 

 カバーアスリートは通常盤がデイミアン・リラード(ブレイザーズ)。オーランド・バブルでは別格の存在感を放ち、チーディングゲームMVPに選出された実力者が満を持してカバアスリートとして登場。従来のレジェンドエディション枠は今年1月の不慮の事故によりこの世を去ったコービー・ブライアントが飾っており“マンバフォーエバー”エディションとしてリリースされる。

 

マイキャリアにはNCAAの10の大学もプログラムに加わった(写真はミシガン州大)

 

 機能面についてはマイキャリアに大きな変化がある。今作ではNBAの30チームに加え、マイキャリアで公認を得られた10 の大学がプログラムに加わった(UCLA、ウェストバージニア大、シラキュース大、オクラホマ大、フロリダ大、ゴンザガ大、テキサス工科大、コネチカット大、ミシガン州大、ビラノバ大)。

 

 開発プロデューサーのベン・ビショップ氏は「今回のマイキャリアでは10の大学が加わったことで高校生時代からキャリアが始まりますので、高校、大学、NBAと広がっていくキャリアを楽しむことができます。大学を経てNBAのスターへと成長していく積み重ねに高揚感を持って楽しめると感じています。今回のタイトルは“The Long Shadow”(日本語タイトル:その道の先に待つもの)です。キャラクターの多様性もあるので、キャストの選択も楽しんでもらえればと思います。ぜひトライしてみてください」と新たなプログラムの魅力を説明。

 

『2K BEACH』ではストリートコートさながらの雰囲気でプレーが楽しめる!

 

 もう一つの大きな変化が新たに一から開発された『2K BEACH』。カリフォルニア州南部の実在するビーチをモデルに作られたエリアには開発者の一人であるチェン・ユー氏(製品開発ディレクター)も「屋外で太陽の光を燦々と浴びながらプレーするのは最高だと思います。そうした彩り豊かな2Kビーチを存分に楽しんでもらいたいです。開発者としてありったけの想いを込めました」と自信をのぞかせている。

 

 エグゼクティブ・プロデューサーのエリック・ベニッシュ氏は今作の最大の魅力として「各モードの中でタイトルを獲得していくことは大切な要素となります。それぞれのフランチャイズでどうプレーするかによってゲームの進み方が変わるダイナミズムに富んだ内容です。また過去作に対するユーザー様からのリクエストについても反映し、『マイリーグ・オンライン』という機能も追加されています」と説明。

 

 また、従来であればオフシーズン中に発売される本作だが、今季はNBAのスケジュール自体が新型コロナウイルスの影響で変わっているため、ゲーム内の仕様は現状2019-20シーズンをラップアップしている。そのためゲーム内のカレンダーについては12月に開幕する来季のNBAのスケジュールに合わせて順次アップデートされていくなど、精巧さは変わらず高い。新型コロナウイルスや人種差別問題に揺れるNBAだが、シーズンに行方を見届けつつ2Kシリーズを楽しんでいきたい。

 

(月刊バスケットボール)



PICK UP