福岡第一が九州大会3連覇!圧倒的優勝にも「失点が多かった」

 

 6月22、23日、“第72回全九州高校競技大会”が沖縄県立武道館ほかで開催された。女子は精華女(福岡)、男子は福岡第一(福岡)と、男女ともに福岡勢が頂点に上り詰め、インターハイのシードと福岡県のウインターカップ出場枠(+1)を手に入れた。

 

 精華女は準決勝(vs.延岡学園)、決勝(vs.小林)と、手強い相手との大接戦を制して連覇を果たした。特に準決勝では、193㎝の延岡学園#15ムボムボ・ムロロ・ファーロンにゴール下を支配され(結果的に48得点を献上)、4Q残り6分で7点差を追う苦しい展開。それでも激しいディフェンスで相手のミスを誘い、#7三浦や#14中園の活躍で同点に追い付くと、#4樋口が値千金の3Pシュートを決めて3点リードに。最後は69-67で逃げ切った。続く小林との決勝戦も、3Qに逆転を許すなど苦戦を強いられたが、4Q序盤の11-0のランで一気にリード。その後も落ち着いた試合運びで点差を保ち、80-72で優勝を飾った。「タフな試合が続いてスタミナが心配でしたが、苦しい場面でよく走り切ってくれました」と大上コーチ。

 

 樋口は準決勝の終盤に決めた3Pシュートについて、「あの1本は仲間のおかげ」と振り返る。というのも今大会は、いつも樋口のシューティングのリバウンドを手伝っている同級生の岡田ひまわりが、マネジャー登録でベンチ入り。「試合中、ずっとシュートが入らなかったのですが、ゲン(岡田のコートネーム)が『信じて打ち続けて』と何度も声をかけてくれました。そのおかげで決められたと思います」と、樋口は仲間への感謝を語っていた。

 



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