【茨城国体2019/少年女子レポート_準々決勝】注目カード多数の少年女子。愛知、宮崎、大阪、栃木が4強入り

 10月4日から茨城県日立市、水戸市で行われている「いきいき茨城ゆめ国体2019」。大会3日目となった少年女子は、昨年と同様に愛知、宮崎、大阪の3チームに加えて栃木が4強入りを果たした。

 

 

 トーナメントの左側は、愛知vs.千葉、栃木vs.佐賀の準々決勝が行われた。特に愛知と千葉の試合は、#8朝比奈あずさ(桜花学園高)や#7花島百香(昭和学院高)ら、注目選手のマッチアップもあって見ごたえある試合となった。千葉の#8田嶋優希奈(昭和学院高)がドライブや3Pシュートで36得点を挙げる活躍を見せたものの、最終的には朝比奈を筆頭に高さで優位に試合を進めた愛知が81-76で勝利。敗れた千葉のキャプテン#4中村帆香(昭和学院高)は、「自分がもっと攻められていたら…。すごく悔しい」と悔し涙を浮かべたが、10月末に控えるウインターカップ予選へ向け「今回学んだことをチームに持ち帰って生かしたいです」と気持ちを切り替え、意気込んでいる。

 

佐賀に快勝した栃木のベンチ

 

 トーナメントの右側は、大阪vs.東京、愛媛vs.宮崎の試合が行われた。大阪と東京の試合は、序盤こそ東京のペースで試合が進む場面も見られたが、#7木下風奏(大阪薫英女学院高)の19得点24リバウンドの活躍もあり、69-57で大阪が順調に準決勝へ駒を進めた。試合には敗れた東京だが、「練習期間も短い中、よく頑張ってくれました」と阪本健次監督は選手たちをたたえた。

 

 一方、昨年40年ぶりの決勝進出を果たした宮崎と、聖カタリナ学園高の選手を中心とする愛媛の試合は、積極的に攻撃を仕掛けた宮崎が前半で15点の大量リードを奪う展開に。愛媛は#4片松茉優や#8樫本菜々花(ともに聖カタリナ学園高)らを中心に前半の巻き返しを図ろうと試みたが、惜しくも点差が追い付くには至らなかった(63-65)。

 

宮崎は2年連続の決勝進出となるか!?

 

 なお、6日からは成年女子も同会場(リリーアリーナMITO)で試合が行われており、山形と愛知が決勝進出を決めている。

 

 大会4日目、10月7日のスケジュールは、下記のとおりだ。

 

◎第1試合 10:00~ 愛知vs栃木(少年女子)

◎第2試合 12:00~ 大阪vs宮崎(少年女子)

◎第3試合 14:00~ 山形vs愛知(成年女子)

 

(月刊バスケットボール)



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