Wリーグ

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2021/12/19

[皇后杯準決勝]ENEOSがトヨタ紡織を圧倒。9連覇へ王手

[皇后杯準決勝 第1試合]

 12月18日、国立競技場代々木第二体育館で開催されたトヨタ紡織サンシャインラビッツ 対ENEOSサンフラワーズの皇后杯準決勝第1試合。それぞれ準々決勝で三菱電機コアラーズ、シャンソン化粧品シャンソンVマジックを破って勝ち上がってきた。トヨタ紡織は皇后杯で初のベスト4入り。対するENEOSは実に46大会連続でのベスト4入りと対照的な2チームの顔合わせとなった。

 Wリーグ前半戦での対戦はENEOSの2勝ながら、トヨタ紡織はENEOSのエース渡嘉敷来夢を封じ、苦しめる展開もあった。

 渡嘉敷のインサイド、林咲希の3PシュートとENEOSらしいオフェンスから流れを作る。トヨタ紡織は積極的なディフェンス、リバウンドで対抗。我慢の展開が続いたが、交代で出場してきた平末明日香が連続ゴールで踏みとどまる。1Qは18-14とENEOSがリード。

 

岡本彩也花(ENEOS)

 

 インサイドで渡嘉敷がボールを持つとトラップを仕掛けるトヨタ紡織ディフェンスに対し、渡嘉敷はアウトサイドへ開いて3Pシュートを決める。「実は2ポイントより3ポイントの方が、シュート練習をしているんです」と試合後に渡嘉敷は明かしたが、この一撃で、チームのギアが一段と上がった。岡本彩也花が3Pで続くと、渡嘉敷に代わってコートに入った中田珠未がインサイドで得点を重ねるなど、ENEOSペースで試合は進む。反撃のきっかけをつかみたいトヨタ紡織はディフェンスでプレッシャーをかけていくが、東藤なな子が早くも4ファウルと厳しい状況に追い込まれる。飯島早紀が3Pシュートを決めるも、流れを呼び込むには至らず、43-28とENEOSがリードして前半を終えた。

 後半に入ってもENEOSはインサイドで渡嘉敷、梅沢カディシャ樹奈、アウトサイドからは林とバランスのいい攻撃を続ける。トヨタ紡織は東藤が3Pシュート、ドライブと反撃するが、徐々に点差が開いていく。

「若い選手たちを使ったところで、展開が重くなってしまった」と佐藤清美HCは振り返ったが、ENEOSが主力を休ませている時間帯にトヨタ紡織が盛り返す。しかし、再び主力がコートに戻るとペースを奪い返し62-46で最終Qへ。

 東藤や平末がバスケットカウントを奪うなど、トヨタ紡織が流れをつかもうとすると、ENEOSは林が3Pシュートですぐさま返すなど主導権を譲らない。すると残り3分余りで、東頭がついにファウルアウト。その後もトヨタ紡織は反撃を試みるも、ENEOSがしっかりとゲームを支配し79-62で勝利。決勝進出を決めた。

 

東藤なな子(トヨタ紡織)

 

「トヨタ紡織さんの東藤選手、白選手のディフェンスを警戒していました」という佐藤HC。相手エースのディフェンスを担当した林も「東藤選手を止めるように集中して入りました。それでシュートにもいい影響となった」と話す。また、「(レギュラーシーズンで対戦したときより)渡嘉敷選手、梅沢選手のコンディションが上がり、思っていたよりインサイドに強くアタックしてきました」と語るトヨタ紡織の知花武彦HCの言葉が、ENEOSのインサイド陣が警戒していた白のディフェンスに対し、しっかりと攻め込んだことを物語る。

「『9連覇を目指している』と言えるところまできた」と佐藤HC。前人未踏の9連覇に向け「気持ちが強い方が勝つ」と昨年の皇后杯で大ケガを負い、コートから離れた渡嘉敷は特別な思いで決勝に臨む。

(飯田康二/月刊バスケットボール)

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