関東大会2022新着ニュース

2022年06月6日

【関東大会・男子】A、B両ブロックで計4チームの優勝校が決定!

第76回 関東高等学校バスケットボール選手権、男子大会は5日、小田原市総合文化体育館・小田原アリーナで2日目の競技を行った。今大会は昨年と同様、決勝は行わず、準決勝に勝利した2チームが優勝となる。ここでは、各試合の結果を振り返ってみよう。

 

<Aブロック準決勝1>
実践学園(東京) 62(13‐19、12‐10、15‐13、16‐14、6‐3)59 市船橋(千葉)

 

実践学園が土壇場からの逆転勝利

 

 4Q、残り4.2秒、市船橋が56‐52とリードした場面で、実践学園は♯84岡田新が渾身の3Pシュートを決め、さらに♯15江川晴のフリースローによる得点で同点に追い付き、試合は延長戦へ。勢いに乗る実践学園は♯0堀内星河の奮闘でオーバータイムを6‐3で制し、劇的な勝利を飾った。

 

 

 

 実践学園のキャプテン♯19新納達彦は、「コートにいる5人はもちろん、ベンチにいる全員が決して諦めなかったことが勝利につながったと思います」と試合後に語った。高瀬俊也監督は、「(敗戦が目の前に迫った場面で)真面目な子が多く、ミスをしないよう大事にいこうと思い切ってシュートを打たない子が多いので、『オフェンスは思い切ってシュートを打たなければダメだ』という話をしていたら、岡田がバーンと入れてくれました」と振り返る。

 

 中学時代、際立つ活躍のない選手が多いという今年の実践学園だが、「粘って頑張って優勝できたというのは、選手たちにとって大きな自信になったと思います」と高瀬監督が言うように、選手たちもインターハイ予選に向けて弾みとなる関東大会となった。

 

実践学園(東京)

 

市船橋(千葉)

 

<Aブロック準決勝2>
正智深谷(埼玉) 89(28‐19、17‐20、16‐20、28‐24)83 八王子学園八王子(東京)

 

正智深谷が八王子学園八王子に昨年のリベンジ

 

 昨年のこの大会では準決勝で八王子学園八王子に敗れていた正智深谷が、今回は見事にリベンジを果たして勝利を飾った。

 

 今年の八王子学園八王子は、豊富な運動量と抜群の得点力でチームに活力を与える♯11北見凜太朗や#13吉田叶貴に加え、♯5ンジャイ ムハマドゥ ムスタファ、#2サニャン ウセイヌというともに身長205㎝を誇る留学生を擁し、総合力の高さは今大会屈指。そんな八王子学園八王子に対して、正智深谷の成田靖監督は、「うちは失うものはない。こういうチームと戦って勝つために苦しいバスケットをしてきたのだから、ミスを怖がらず、楽しくやろうと選手たちには話をしました」という。相手留学生に対するマークを徹底し、一つ前の試合では苦しんだシュートの確率も改善。集中力も最後まで落ちることがなかった。

 

 

 

 正智深谷にとっては、司令塔である菊田隼利がケガのため戦列を離れ、苦しいチーム状況で臨むこととなった今回の関東大会だったが、キャプテンの♯4ルーニー慧は、「菊田が戻ってきた時にさらにチーム力が高まるように、今は菊田の分まで頑張ってしっかり結果を残さなければいけない」という思いでコートに立ったという。「全員1対1ができて、点数を取れるので、相手にとってもマークを絞りづらい」というチームの持ち味を発揮しての勝利で、夏に向けて大いに自信を深めたようだ。

 

正智深谷(埼玉)

 

八王子学園八王子(東京)

 

<Bブロック準決勝1>
桐光学園(神奈川) 73(18‐14、16‐18、22‐20、17‐19)71 成立学園(東京)

 

『チャレンジャー』の気持ちで一進一退の攻防に競り勝った桐光学園

 

 1回戦でつくば秀英(茨城)に3点差、2回戦では八千代松蔭(千葉)に対してオーバータイムの末に勝利という激戦を勝ち抜いてきた成立学園。一方の桐光学園は1、2回戦をいずれも20点以上の大差で勝ち上がってきたが、そんな両チームの顔合わせは攻防で一進一退の様相を見せる接戦となった。そして、「(相手の)流れを止めなければいけないところを選手たちが本当に頑張って、乗り越えてくれました」と指揮を執った林大空コーチが語ったように、桐光学園が成立学園の追い上げをしのいで勝利を飾った。

 

 

 

 昨年はAブロック3位の成績を収めた桐光学園だが、今年は神奈川県予選5位という成績により、関東大会はBブロックでの出場に。林コーチは、「今回はチームフラッグにも記してある『チャレンジャー』という気持ちで臨めたのが大きかったと思います。これまでの成績は先輩たちのもので、今年の選手たちにとっては初めての優勝。この緊張感あるゲームを経験できたのは本当に大きい」と語り、キャプテンの♯4近藤佑希は、「流れが悪い時もチームでしっかりしゃべって、自分たちがどういうバスケットをしたいのか確認しながらプレーしたのが結果につながったと思います」と振り返り、ともに間近に迫ったインターハイ予選に意識を向けていた。

 

桐光学園(神奈川)

 

成立学園(東京)

 

<Bブロック準決勝2>
習志野(千葉) 85(29‐24、26‐15、14‐20、16‐21)80 東海大菅生(東京)

 

控えの選手の頑張りが勝利を手繰り寄せた習志野

 

 前半を終えて55‐39と、習志野が東海大菅生を大きくリードした試合。しかし、3、4Qでは習志野の足が止まった隙に東海大菅生が怒とうの連続得点で追い上げを見せる。最終的には習志野が僅か5点差で逃げ切り勝利を収めたが、2回戦では4Qの残り0.4秒、1点ビハインドの場面からの劇的な逆転で勝ち進んできた東海大菅生の粘りも光った。

 

 習志野の秋元啓人監督は、「セーフティーリードから5点差まで詰められて、どうなるか分からないという展開になってしまったので、そこは本当に反省点。足作りからもう1回取り組む」としながらも、控えの選手の頑張りや、これまでプレータイムの少なかった#98高木隆成(197㎝)、#29窪田葵(190㎝)といった長身選手たちの成長を評価した。

 

 

 

 キャプテン#14小野瑛太郎も、「1人が点を取るのではなく、パスをシェアして、いい流れで点が取れるようにと練習してきたので、今日はそれが出せて良かったです」とチームの成長を実感していた。

 

習志野(千葉)

 

東海大菅生(東京)


取材・文〇村山純一(月刊バスケットボール)
写真〇山岡邦彦

 

\出場チーム選手名鑑・トーナメント表・試合結果ほか/

第76回 関東高等学校バスケットボール選手権大会特設ページ

 

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